風の視線のレビュー・感想・評価
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男達が自分本位で、下品で、下衆の勘繰りで、観てて楽しくない
1.心理的不倫は、①久世俊介と竜崎亜矢子
②竜崎重隆と奈津井千佳子
2.片思いが、③奈津井久夫→竜崎亜矢子
3.情熱的とか、やむにやまれず不倫になったなら、観る気もするが、
この男達は、自分本位で下衆の勘繰りで、計算づくが多い
4.不倫を応援する気になれない、ずっーと「密室での交際やめろ」、という気持ちで観てた
5.最終の95分に、亜矢子が俊介を振り切り、「竜崎家に残る決意」の置手紙をした時から、
上手く纏まって行くが、そこまでの内容が、観てて楽しくない映画
不倫劇。
主要人物全てが不倫しており、この約100分の中でその全てが描き尽くされている。
佐田啓二さんのラブシーンを観たのは初めて。あの時代にあの佐田さんが… ですから、当時はかなりショッキングなものとして扱われていたに違いない?! そもそも佐田さんのキスシーンすら見た事がなく、違った意味で衝撃が走っ……た。お相手役は新珠三千代さん。このお方も佐田さんの次レベルに美しい。こんな美しい二人がスクリーンいっぱいに色気たっぷりのラブシーンを繰り広げるのだから堪りません。しかも手は繋いでいても、それ以上の事は一切なかったお二人の関係だったのに、それが……それが突然このような時が来たのだから、かなりの衝撃ですって!
佐田啓二さん演じる久世氏のセリフの
「あなたも僕も、愛してもいない人間との生活に縛られて年をとってしまう。寂しいなあ。あなたも僕も、お互いに結婚の恐ろしさを知り尽くしている人間…… 」
が印象的だし、染みる。
不倫ものは不倫ものでも、この作品の中のメイン扱いの不倫関係に位置するこのお二人の恋は応援してしまいそう。羨ましい。お幸せになってほしい。
「不倫 = ゲス」とは限らないのかもしれないなーなんて思える作品だった。
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