風と樹と空とのレビュー・感想・評価
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人を蹴飛ばすクセがあるんです
美人でイキイキしている物怖じしないしで、見ていて小気味良い。出てくる登場人物が皆ストレートなので見やすい。
一回断ってから小遣いを貰う動作が素早くて面白い。
「驚いたり嬉しかったり悲しかったりすると人を蹴飛ばすクセがあるんです」というのがインパクトあったけどキックは前半だけだった。
吉永小百合が、若くて、明るくて、観てて楽しい
・東北から集団就職(高卒)した男3人、女3人の就職1年目の映画。
この映画の印象深かった場面を3件。
1.多喜子(吉永小百合)が、東京へ出発する日、
母親(菅井きん)から、注意を受けるが、その話が面白い。
2.多喜子は、三郎の妹:澄子(槙杏子)から青いワンピースを貰った。
その服を着ていたら、三郎(川地民夫)から、妹と間違えられた。
「4千円返せ」と尻を叩かれたが、
間髪入れずに、三郎に後ろ蹴りするところが面白い。
→ 何度見ても笑える。
3.多喜子は、集団就職仲間の結婚披露宴に出席した帰り、
初めての酒なので相当酔った。
翌朝、目覚めたら、かね子(大楠道代)の部屋だった。
多喜子=「新ちゃん(浜田光夫)が、ここさ連れて来てくれたのか?」
かね子=「うん。 途中で連れ込めば良かったのに。 気が弱いのね」
「自分の好きな女が酔っぱらってたら、普通の男ならそうするわよ」
「新ちゃん、あたしを嫁っこに貰ってけねえかな。」
→ この会話は、味があって面白い。
・前半は、明るくて、溌溂していて、楽しくて面白い。
・後半は、入院見舞い等、少し暗い話もあるが、まあOK。
・多喜子みたいに図々しく話す、お手伝いさんは、世の中に居ないだろうが、
映画として面白い。
・集団就職の仲間同志で、東北弁で話すのも、味があって面白い。
・若者が、元気はつらつ、活発に行動するのは、観ているこちらも、
楽しい気分になれる。 参考=吉永小百合(1945.3生:19才)
・1960年代の青春映画には、夢と希望が感じられるのが良い。
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