劇場公開日 1970年6月6日

影の車のレビュー・感想・評価

全4件を表示

3.01970年の映像資料

2025年1月18日
Androidアプリから投稿

「滞在光景」という短編小説が原作のようで「影の車」は短編集のタイトルのようですね。何か意味がある言葉ではないようです。
今見たらまず1970年当時の貴重な映像としての見応えがありました。千葉県千倉の回想シーンは映像加工されており当時は画期的だったのかもしれませんが見づらいし、今となっては貴重な当時の未加工の映像がみたいです。

東京郊外が荒野のようになっておりその中でマンモス団地が立ち並んでいたり、野山の一軒家があったり、当時の車や家電のデザインが可愛かったり映像を見るだけで楽しい。
団地の暮らしが最先端だったのでしょうが今見たら自然豊かな古民家の方が憧れるな。

ストーリーは身勝手な男女が子どもや妻を苦しめたというだけのものに見えました。

昔の子役は棒読みが多いようでケンちゃんも例外ではなく迫力はなく。山中車に置き去りにされるケンちゃん気の毒でした。昔は子どもを野放しすること多かったけど崖から落ちたり遭難したりしたらどうするのか。そして怒らず寝てたフリをしちゃうのが子ども特有でまた辛い。

妻はアートフラワーの講師でかなりアクティブで夫の話は聞いておらず休日も生徒が家に入り浸るでは不満が募るとしてもその不満を妻に伝えることはなく。

岩下志麻さん演じる小磯泰子は幻の存在みたい。幼なじみの男性と再会したからと相手が既婚でも自分に子どもいても当然のように家にあげる。憧れの幼なじみと再会した!ならまだ分かるけど説明なし。
夫に死なれ息子抱えた保険外交員の大変さはあまり感じられず悠々とした態度。人がいない野山に住み日頃息子がひとりぼっちでネズミしか遊び相手がいなくても気にしてない。情事を息子に見られることも気にしてない。シュールだし主人公は実はキツネに化かされてるのでは?と思えたほど。

話はなかなか進まずもう少し展開あったらよかったなと。ケンちゃんは主人公に恨みはあっても、ナタは朝のルーティンをこなそうとしてただけだった可能性も。とりあえずトラウマ決定な感じ。

結論としては「6歳の男の子には殺意がある。母の男を殺したいほど憎む」でよかったのでしょうか?
自分に同じ経験あるなら「子どもがいる女性と付き合うと子どもが苦しむからやめよう」とはならなかったのか?
加藤剛さんの演技力は素晴らしいが映画館に観に行くにはちょっとどうかなと思わせる。2時間ドラマならいいかなという感じでした。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
ららら

3.5子どもの時の記憶と大人になっての行動は別もの。成長しましょう

2024年4月8日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

難しい

フランス映画?と錯覚するほど洒落た音楽は芥川也寸志。若くて美しい岩下志麻と加藤剛のカップルだからぴったり。ミニスカートが流行っていた時期。加藤剛は休日だからといってよくわからない服でなく、仕事の時と同じスーツにネクタイだからよかった(妻に内緒のことしてるからいつも仕事服なのは仕方ない)。加藤剛が故郷の町や海、幼い頃の家の様子、母親などを追想するときカラー画面が複層的になり、強烈でありつつ曖昧な面白い効果を出していた。

1970年の映画。郊外に団地がニョキニョキできて自動車も沢山走ってどこもかしこも人がたくさん。旅行代理店にはひきもきらず客が来る。加藤剛の妻(小川真由美。さっぱりした明るい妻で適役!)は団地の家で主婦たちに造花(あれがいわゆる香港フラワー?)のフラワーアレンジメントを教えている。だから昼間も夕方も生徒でいっぱいで夫が落ち着ける雰囲気も空間もない。主婦たちはヴァイタリティの塊で話のテーマで時代がわかる!シャロン・テート殺し、三億円事件!

細部は笑える箇所もあるし楽しいけれど、話の流れが遅くて長いなーと思った。後で上映時間を確認したら98分!その倍ほどの長さを感じた。子どもの気持ちがどれだけ重要でも演技がまだできない子どもを長々と映すのはあまり効果がないと思った。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
talisman

2.5岩下志麻、素敵ー。 当時二十九歳!

2021年3月14日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

悲しい

怖い

加藤剛、三十二歳!

でも。子供の前ではないなー。

家行き過ぎ。子供が殺意をいだくの、わかる。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
昔から映画好き

4.5息子が隣の部屋で寝ているのに、あんなことして!息子さん気づいているよ

2016年7月31日
Androidアプリから投稿

息子が隣の部屋で寝ているのに、あんなことして!息子さん気づいているよ

コメントする (0件)
共感した! 1件)
もっもしー