「後半の崩れが…」海底軍艦 777さんの映画レビュー(感想・評価)
後半の崩れが…
「ゴジラが出ない東宝特撮映画」の、前作「地球防衛軍」の失敗を
ふまえ、リアリティを追求した始まりとなっている
中でも政治家や官僚等の会議シーンが多く、庵野秀明氏が
「シンゴジラ」を制作するに、参考した会議シーンはゴジラシリーズ
ではなく、この作品ではないのか?
「もはや戦後ではない」の、高度経済成長期の公開であり
「愛国心」に対してのイデオロギーの違いなど、今の地上波TVに
放送するには、何かと危険な部分が有るが、そこは
「映画はフィクション」と、割り切りましょう!
…しかし!しかしである!!
後半に入ると、前半のハードな造りは何処へやらで、グズグズの
「幼稚な特撮映画」と、化してしまう!
特に、海蛇のデカいの情けない怪獣「マンダ」が象徴的であり
何故そうなったかは「子供には難しいから、後半は分かりやすい
内容に変えろ!」との、上からの命令が下ったと思われる
よって、当初に予定の無い怪獣を登場させることで、着ぐるみの
怪獣デザイン時間や制作費の余裕が無いので、ヘビを糸で
吊るして動かす、苦し紛れの手法が…
「海底軍艦」である「轟天号」が、色々な所でネタにされるは、
本来はマシな活躍を出来たのに「大人の都合で泣きを見た」という
「悲劇の超兵器」という、情の流れか?
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