女ざかり(1994)のレビュー・感想・評価
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題名は「女ざかり」だが、美を競う映画ではなかった
・題名を見てDVDを買い、自宅で観た。
・働き盛りの女の美や、優秀な働きぶりの映画かなと想像していたが、
(例えば、クラブのママとか、優秀な弁護士とか、芸人等)
想像とは、ベクトルが30~45度ズレてる感じの映画だった。
・判り辛い映画だったが、あらすじは、
1.弓子(吉永小百合)は、論説委員になった初日に社説を任された
2.社説の記事の中に「水子供養批判」があり、その絡みで、
ア.水子供養で儲けている宗教団体が与党に圧力をかけ、
イ.与党から新聞社に「社説を書いた者を異動させろ」の圧力があり
ウ.弓子に人事異動の内示があった
3.内示の話を聞いた弓子は、即座に拒否
4.娘の千枝(藤谷美紀)や、不倫相手の洋吉(津川雅彦)が
弓子の人事異動撤回の行動に動いたが不成功
5.弓子が伯母の雅子(月岡夢路)に頼み、伯母が動いて成功した
6.だが、弓子は、新聞社の旧弊に、考えることあり退職
7.退職後、数か月は離婚した元夫の看病する、という話
8.上記の合間に、妻子持ちの洋吉と10年続いてる不倫行動がある
・大まかに、「論説委員+人事異動の内示撤回の行動+不倫」、の映画だな
・また、下ネタや、性器の話がポロポロ出て来る
本物か、どうか不明だが、人間の子宮の映像も出て来る
・吉永小百合の入浴シーンも出て来る
正面は、胸から上 → 乳首は見えず
背中は、上半分位の映像
・なお、美の件では、
吉永小百合(1945.3生)と、松坂慶子(1952.7生)が並ぶ場面があるが、
松坂の方が美人かな? 7歳の差は、いかんともし難いか、
なお、雑誌の1994年の吉永小百合は、もう少し綺麗な気がする
この映画では、故意に「やつれた感じ」を出してるのかな?
クラブのママ役をやれば、もっと美人だったかもね
・感動する映画でもないし、楽しい映画でもない
・こういう映画が好きな人もいるのだろうが、小生の評価は、星3つだな
豪華男優陣結集
批評はどうあれサユリストは観るのでしょう、49歳とは思えぬ女盛りですから。
吉永小百合扮する南弓子は新米論説委員、大新聞が舞台となれば山崎豊子ほどではないにせよ多少は芯のある社会派ドラマかと期待したが、小百合ちゃんと取り巻きのお祭り騒ぎのような映画でした。
職場は老人会、役者の顔ぶれは多士済々だが論説委員といっても言葉遊びの似非文化人としか映らない。とるにたらぬ社説の内容で政府からの圧力、それに屈する新聞社など存在意義そのものが問われよう。だからと言って愛人や伝手を頼って裏工作する対抗手段もジャーナリストにあるまじき選択。丸谷才一は新聞に恨みでもあるのだろうか、それとも職業とは関係ない女の意地がテーマなのか、必然性のない解剖シーン、ミイラのような助平老人、官邸にいたってはホラー屋敷の様相、玉緒さんに座頭市のパロディとはコント映画が作りたかったのか意味不明。
名だたる男優陣を集めたのはディーバ小百合の神通力かもしれないが多すぎて寸劇どまり、シンパらしき男どもは口とは裏腹に下心見え見え、三国さんにラブシーンをさせると小百合ちゃんに何をするか分からないので遠ざけたのは賢明、砂に書いたのは本音でしょう。津川さんは何と不倫の大学教授、うんちくは多いが下ネタばかり、唯一おいしい役回りだが一人で勝手に裸になり大はしゃぎ、中年男のお尻など誰が見たいのかと思いきや埋め合わせのような女史の入浴シーンにも算盤が垣間見える。断片的なエピソードだらけ、大林監督は多様な記事の載った映像新聞を目論んだのでしょうか。
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