「負けちゃだめだ」女が階段を上る時 kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
負けちゃだめだ
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「昼のバーは女の素顔だ」などというインパクトのある語りから始まる。高度経済成長期の時代、翳りも出た頃であろうか、上客を失うのは惜しい。ライバルの店となったが敵状視察とかつての客と乗り込んでみた圭子だが、嫌気がさしたのか、やがて店を移る。
ややあって自分の店を出さないかと持ちかけられ、占い師にも占ってもらうのだが、ユリが自殺してしまったという話を聞いてしまう。マネージャー小松(仲代)との会話が銀座の夜の世界を達観したようなウンチクがあり興味深いところ。藤崎という男に惚れてしまってからはいつもの生活も調子が悪い。プロに徹することができるかどうかが成功の鍵をにぎる世界。負けちゃだめだ。
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