「松田優作といえども…」俺達に墓はない Haihaiさんの映画レビュー(感想・評価)
松田優作といえども…
1979年、東映。
松田優作主演のクライムアクション。
監督:澤田幸弘
脚本:田中陽造
主な配役
刑務所から出たばかりの島勝男:松田優作
島の舎弟・ヒコ:岩城滉一
島と同じ標的を狙う滝田栄一:志賀勝
麻薬中毒の川村ミチ:竹田かほり
「クライムアクション」と書いたが、
それほど派手なアクションシーンはない。
冒頭、デパートのレジ金狙いの強盗をおこなうが、
手口がセコい。
松田優作の作品にしては、見どころが少ない。
ヤクザの事務所から盗み出したカネを巡り、
登場人物たち全員が、組んず解れつ、
裏切ったり、一緒にラーメンを食い逃げしたり、
とにかく、話のスケールが小さい。
本作でも松田優作は腹を刺されていた。
松田優作といえば、、、
を集大成したような作品で、すべてどこかで見たような感じ。かと言って、何かへのオマージュということでもない。
さすがの松田優作でも、これをヒットさせるのは無理だろう。
とにかく安っぽい感じしかない。
ラスト、ヤクザの大虐殺だけ少しホラー要素があり笑えたが、☆は少なくなって致し方なしかと。。。
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