劇場公開日 1959年5月12日

お早ようのレビュー・感想・評価

全36件中、1~20件目を表示

4.0おでこをつつくと屁がでる芸

2024年12月29日
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1932年の無声映画「大人の見る繪本生れてはみたけれど」をセルフリメイクしたものだそうです。彼岸花につづいて2本目のカラー映画になるそうです。Plexという無料ではありますがCMの多いストリーミングサービスで見ました。

小津安二郎お得意の父娘哀話ではなく、平屋がならんでいる郊外で、お隣と密接に関わって暮らしている人々が巻き起こす、謂わば長屋風のコメディになっています。
舞台は助産婦という看板が目立つ公社住宅風の家並みです。昭和半ばごろまで、子供を産むのに病院へ行くのではなく地域の助産婦さんがそれぞれの自宅へ赴いて分娩を手助けしていたそうです。

中学生と小学生の兄弟、実と勇は、勉強もそこそこにしてテレビのあるお隣宅へいりびたって相撲を見るのが日課になっています。
しらべてみると1953年にシャープが国産第一号テレビを発売したそうです。1959年の映画公開当時、テレビはまだ高嶺の花だったことでしょう。

テレビ所有者であるお隣の男を大泉滉が演じていました。昭和時代、よく見たクォーターの喜劇役者で、顔がダリっぽくダリ髭をつけるとそっくりでした。概してダメ亭主を演じる俳優でしたが、ここでもボヘミアン風の男で、夜職風の女と同棲しています。

この男女はその賤業気配や風体によって近所の主婦たちから白眼視されています。実と勇の父母(笠智衆と三宅邦子)もそこへの出入りを禁じようとしますが、兄弟は隣へ行かせたくなければテレビを買ってくれと駄駄をこねます。

要求を塞がれてしまった兄弟はしまいには結託して緘黙(しゃべらないストライキ)を実施し、兄弟がしゃべらなくなったことで親たちや学校へ不協和が波及していくというドタバタ劇になっています。

子供のころ、友達や兄弟と遊びでなにかの取り決めをしたとき「タイム」を設けておくことは重要でした。たとえば「だべさ縛り」で話すことにしても「タイム」を宣言すると縛りが解除され、親や学校と接するときは「タイム」にしておくことで、取り決めを破棄することなくやり通せるわけです。

しかし実と勇のしゃべらないストライキは基本的にタイムなしでした。弟・勇は緘黙にタイムはありかと兄・実にたずねますがタイムなしと言われてしまったので、学校でも律儀に黙ったままやり通します。ただし常にタイムのサイン──所謂okサインを出して口を開く許可をもとめていました。その姿がけなげで勇を演じた豊頬の子役(島津雅彦)は映画の実質的な主役といえるアイキャンディになっていました。

兄弟の反抗期を通じて、小津安二郎が言いたかったのは、大人の会話のもどかしさです。
父親に「余計なことを言うな」としかられた実が「大人だって(余計なことを)言うじゃないか、お早う、こんばんは、こんにちは、良いお天気ですね、って」と反論したことが題名になっていますが、挨拶はともかくとして大人の会話が目的や立場や状況などによって余計な枝葉をつけるのは社会の理です。ご近所づきあいとテレビ騒動を通じて大人の会話の非合理性が諷刺的に描かれています。

近所に福井という姉弟(沢村貞子と佐田啓二)が住んでいて、その家も実と勇の遊び場になっています。佐田啓二は、実と勇の叔母である久我美子に恋心をいだいていますが、本心を言うことはありません。駅のホームで会ったふたりのそらぞらしい会話がスケッチされています。

福井(佐田啓二)『ああ、いいお天気ですね』
節子(久我美子)『ほんと、いいお天気』
福井『この分じゃ二三日続きそうですね』
節子『そうね、続きそうですわね』
福井『あ、あの雲、面白い形ですね』
節子『あ、ほんと、面白い形』
福井『なにかに似てるな』
節子『そう、なにかに似てるわ』
福井『いいお天気ですね』
節子『ほんとにいいお天気』

ただし諷刺を本題に据えているわけではなく軽いコメディとして着地しています。
映画の起と結になっているのは学校で流行っている、おでこをつつくと屁がでるという芸です。この芸には軽石を削った粉が効くとされているので兄弟は軽石粉を食べています。軽石とはお風呂でかかとなどの角質をおとすものです。今はそうでもありませんが昔はたいてい風呂場にありました。母親は軽石が日毎目減りしていくので軽石ってネズミがかじるものかしら──と夫に相談したりします。
この芸がうまくできない近所の「こうちゃん」は屁じゃないものがでてきます。屁じゃないものがでてきて立ち往生してしまうのが映画の起と結になっているわけです。

映画お早うの笑いはダウンしたテンションの謂わばアレクサンダーマッケンドリック風orジャックタチ風、現代で言うならジャームッシュ風の笑いです。ブラックユーモアともちがう、大人っぽく、笑わせようとしない、穏やかで温かみのある、現代の日本映画では見たことのない笑いでした。

佐田啓二がよかったです。昔の人の意見風に聞こえるかもしれませんが、現代の美男子にはない正統な感じがあり、まるで昔のグレゴリーペックのようです。おそらくこれを見たらご賛同いただけることでしょう。

『息子の中井貴一は、当作品中の佐田について「小賢しくない、余計な芝居のない演技をしていて、父の出演する小津映画の中では一番好きです」と評している。』
(ウィキペディア「お早う」より)

黒澤明の映画をみんなおなじという人はいないでしょうが、小津安二郎の映画をみんなおなじという人はいるでしょう。わたしも東京物語と晩春と、二つ三つ見て、わかった気になっていましたが、しっかり見ていくとそれぞれ主題がちがうものです。わたしは映画をよく見るので、わかった風なことをレビューに書きますが、こうして一人の監督をひとつひとつ見ていくと、よくわかっていなかったことがわかります。
IMDB7.8、RottenTomatoes88%と87%。

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津次郎

4.0おばあちゃんで笑いが止まらない

2024年10月27日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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piper

4.5ヴェンダース監督も愛した小津安二郎監督

2024年10月11日
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鑑賞方法:TV地上波

なんとも完結に色々なことがよく分かる
大人は大人の、子供は子供のそれぞれの世界が入り混じってる
当たり前のことなんだろうけど目に見えてよく分かる
子供には分からない大人の理屈
大人は忘れてしまった子供の理由

伝言ゲームのように捻じ曲がっていく真実
コレが解消されないといつの間にか誰かが悪者になって取り返しがつかなくなる恐ろしさ
誰が一番悪いわけじゃないのに誰かが犠牲になってしまう
SNSの今の時代で言えば「炎上」なんでしょうね
人の噂はあくまで噂、噂を間に受けていいのかな?といつも思ってしまいます
例えば「あそこのラーメン不味いんだよ」と聞くと自分の舌で確かめたくなっちゃうんですよ
結局噂に乗っかって行動はしちゃうんだけどね
人と味覚が違うのかはたまたストライクゾーンが広いのか、今までそんなに不味いものに当たったことが無いのは幸せなことだと思っとります

小津監督の作品は面白いですね、しかしまだ「凄さ」は私には分かりません
でも明らかに海外には無い空気は感じることができます
歳をとると分かること
映画は広くて深いです、人々を気軽に別の世界へ連れて行ってくれる映画館はとてももても大切な場所だと心から思います。

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カルヴェロ

4.0「警視庁方面からも推奨されてまして」

2024年10月10日
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komasa

3.0昭和の懐かしい生活ぶり

2024年10月10日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

婦人会の会費がとっくに支払ったのにまだ町に収まっていないという話に始まった。テレビがある家に近所の子供たちが集まってみんなで見る昭和時代。押し売りも確かにいたようだ。佐田啓二を初めて観た気がするけど、なるほど中井貴一に似た感じがあるね。昭和の懐かしい生活ぶりがかいま見られて良かったんじゃない。

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重

4.0映画終活シリーズ

2024年9月19日
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鑑賞方法:VOD

1959年度作品
同年のフランソワ・トリュフォーの「大人は判ってくれない」と続けて鑑賞
小津安二郎の完勝、一本‼︎

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あきちゃん

3.0時代の写し絵のようにも…

2024年1月19日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

冒頭のタイトルバックの音楽から、
いつもの小津映画とは異なるのでは
と予想したが、その通りの展開に。
オナラのエピソードも含め
ここまで全編に渡りユーモア要素満載の
小津映画は初めて観たような気がする。

そんな中、前半のネガティブ要素に思われた
主婦同士の噂話エピソードが、
後段での、無駄なことや無駄な会話が
社会の潤滑油になるのだとする、
ポジティブ要素へのひっくり返し的構成には
大変驚かされた。

そして、
・市民の服装が和服から洋装に代わる
 過渡期的描写
・同じような建売住宅が並び、
 他人の家に間違って帰る挿話
・洗濯機や炊飯器が徐々に
 各家庭に入り始める中で、
 私も全く同じ経験のあるTVのあるお宅に
 相撲を見に行くご近所付き合い、等々、
高度成長期の社会変遷の要素の集積には、
この作品は他の小津映画のように
感動を覚える内容ではないが、
当時の匂いがプンプンと漂ってくるような
この時代の写し絵のようにも思えた。

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KENZO一級建築士事務所

4.5傑作!

2024年1月6日
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鑑賞方法:VOD

普遍的だけど、示唆に富みすぎる‼️この作品だけでなく、小津安二郎ってこんなに面白いんだ。驚いています。

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哲也

5.0三種の神器♥ 定年はこの頃は55歳だと思う。

2024年1月6日
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アンドロイド爺さん♥️

4.0「無駄があるからいいんじゃないのかな、世の中」

2023年12月24日
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jin-inu

4.0微笑ましいユーモアを誘う演出の巧さにみる小津イズムの洗練されたコメディ

2023年12月20日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

笑える

楽しい

幸せ

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Gustav

3.0反抗期

2023年12月19日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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odeonza

4.0高度経済成長への警告? そして、カラリストとしての小津

2023年11月23日
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鑑賞方法:映画館

いや~、面白いなぁ。じつに味わい深い作品です。平凡な日常を描いた、なんてことのない話に見えるけれど、よくできたストーリーです。

どこにでもあるような出来事を、ここまでエンターテインメントとして、かつ芸術性も損なわず、面白く見せる手腕はさすがだと思います。
古くさい感じは全然しない。むしろ、斬新ささえ感じる。人間というものを、また「面白み」ということをよくわかっていないと、こういう映画は撮れないでしょう(おならのギャグは、ちょっとしつこいなと思ったけれど)。そして、画面から、あたたかみと大らかさを感じました。やっぱり昭和って、いい時代だなぁ。「無駄も大事」というメッセージもよかった。というか、この、高度経済成長——なにかにつけ効率性が優先される社会——への警告であるかのようなメッセージこそ、本作で監督がいちばん伝えたかったことなのかな?

お話も面白かったけど、画面そのものを眺めていても楽しめました。冒頭のクレジットからして、なんとも味わい深い。そして舞台となった住宅は、どの家庭も質素だけれど、こざっぱりとした室内は感じが良く、「ああ、こんな家に住みたいなぁ」とちょっと羨ましい気持ちになった。また、飲み屋のポスター、子どもや学校の先生の衣服、色ちがいの引き出しが印象的なタンス(?)、格子柄のカーテン、ランプシェード……などなど、小道具が可愛らしく魅力的だった。色のきれいなものもたくさん登場し、それらが画面をカラフルに彩っていて、小津安二郎ってカラリストだったんだなぁと感心しました。カラリストといえば、この映画、画面が暖色系でまとめられたシーンが多い。だから、さっき書いたように、あたたかみを感じたということもあるのでしょうね。

さいごに、これはどうでもいいことかもしれませんが、ちょっと気になったことを。本作に登場する子どもたちの親は、下手をするとおじいさん、おばあさんに見えるくらい、みんな年齢が高いように思うのですが……。戦争の影響で婚期が遅れたのですかね。

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peke

3.5もはや戦争の影は無くなった

2023年1月13日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

小津安二郎監督の最後の作品とのこと。高度成長期に入った日本の住宅地(川崎付近?)での日常生活が描かれていた。久我美子が本当に美人、泉京子は色っぽい。額を押すとおならを出す遊びで失敗してお漏らししてしまうのが微笑ましい。また、男兄弟の弟がメチャ可愛い😍

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あっちゃんのパパと

3.020年後にまた見るか。

2022年10月19日
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抜け感、が楽しい。小津ゆえか、こんな映画企画が通った幸福な頃。20年後にまた見るか。

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きねまっきい

2.0ほのぼの

2022年1月21日
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鑑賞方法:VOD

笑える

単純

幸せ

ストーリー:団地の奥様達は、今日もあれやこれや噂話が絶えない。

昭和の庶民のほのぼのとした暮らしぶりがよいのだが、ほのぼの過ぎて見続けるのはやや苦痛。
日が暮れても子供が帰宅しないのに大騒ぎしないのが不思議だしある意味新鮮。
昭和は子供の誘拐がたびたびニュースになったのだが、騒がない所が肩透かしというか、逆にニューウェーブかも。

今週の気付いた事:おばあちゃんを後半でも見たかった

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ほとはら

4.0無駄があるから世の中いいんじゃないかな

2022年1月4日
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鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

幸せ

上の言葉はハンサム&インテリ青年役の佐田啓二の台詞です。子どもが要するに以下のことを言って何にも喋らないというストライキに入るからです。子ども曰く、こんにちは、こんにちは、いいお天気ですね、そうですね、どちらへ、ええちょっとそこまでと無駄なことばかり大人は言っている。自分(子ども)は喋り過ぎと言われるがテレビが欲しい、毎日同じものしか出てこない夕飯は嫌だと言ってるだけだ、それで黙れ!と言われたから黙ってるんだ。に対して、斜めの関係ー子どもに英語を教えてくれる青年ーの佐田啓二さんが言います。その通りだね、でも無駄があるからいいんじゃない?挨拶に情報量はないけれどそれが潤滑油になるんだよ。

一方でさわやか青年(佐田)の姉役の沢村貞子からは「でもあんたは大事なこと言えないじゃない」と言われます。子どもの叔母である久我美子のこと彼は好きなのに一言も言えてないから。駅のホームで二人(佐田と久我)がばったり会って口にするのは無駄なこと。いいお天気ですね、そうですね、いいお天気、二三日続くでしょうね、そうですね・・・。それがラストシーン。笑えてほんわかとなりました。

内容は可愛い子どもたちと無駄話や噂話をするわりに大事な話ができない大人たちの対比を楽しむ映画です。子どもの世界に大人が降りていって先回りしたりご機嫌とりしないのも良かった。子どもは子ども、大人の話に入るんじゃありません!(子どもの頃、親に何度言われたことか!)キャストがあまりに豪華で目が眩みます。椿山荘、黒門町、西銀座・・・東京を感じました。

映像はザ・小津です。格子柄はこれでもかーと言うほどの氾濫状態にも関わらず全くうるさくない。映画では緑色のホーローのやかんが大きな役割を担いますが差し色の王様はやはり赤❗️子どものセーター、座布団、靴下、スリッパ、はたき、カレンダー、毛布、革ジャン、味の素や醤油差しの蓋、七味入れ、ヱスビーのカレー粉の缶、フラフープ、消火器、ホーローの鍋とやかん、湯飲み、とっくり、じょうろ、洗濯ロープに掛かってるタオルやセーター、スキー板、そして待望のテレビが入っている段ボールには赤いN(今だったらパナソニックのP?)。王様だけれど身の程をわきまえている赤。互いに補完する関係なので台所もお家の中も物が少なく質素でとても綺麗!

小津監督は話の内容より映像に命をかけた人なのかなあと思う程です。画面の切り取り方が凄い。最初は無機質な鉄塔から始まる。長屋的文化住宅の屋根に囲まれて画面の真ん中上に土手が映る。そこを子どもたちが行っては消え戻ってまた映る。でも構図は絶対に変えない。構図とかカメラのポジションとか差し色や格子柄の偏執狂みたいだ。でも楽しかった。子どもが何よりかわいかった。小津安二郎?娘を嫁にやる話ばかりの人ね、とこれからは言わないことにします!

おまけ
佐田啓二にクラクラしました。寒い冬の中、子どもを探しに外に出る彼。寒いから暖かくして、と言われ何を着るんだろう?もうセーターは着てる。ベージュのセーターを手にした!セーターの重ね着?いえいえ、そのセーターは両肩に掛けただけ、そして暖かそうな上等なコートを羽織り、首にマフラー!お洒落過ぎて卒倒しそうでした。1959年(昭和34年)にこんなに素敵に洋服を着こなす人、指示する監督が居たことに驚嘆します。そのセンスは一体どこから来たんだろう?
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久我美子さん、2024年6月9日お亡くなりになりました。没年93歳。ご冥福をお祈りいたします

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talisman

4.0カラー版で嬉しい

2022年1月4日
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見たことある俳優さんの若かりし姿見られて

とにかくカラー版で拝見できてホント嬉しい。

静かな日常、見ていて安心できます。

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花

4.5文化住宅

2021年10月4日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

テレビを買って欲しい息子たちが、子供時代の自分にかぶってしまい、簡単に入り込んでしまった。
子供が「大人もどうでもいいことしか話していない!」という啖呵を切るが、その通り。
日常生活はどうでもいいことが大切なのだ。

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いやよセブン

4.0テレビが珍しかった時代・・・懐かしい(ウソ)

2021年5月16日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 テレビを持ってる近所の家に遊びに行く兄弟。英語を勉強している姿も面白い。コメディらしく効果音まで入れてある。高度経済成長期らしく、三種の神器がしきりに登場する。しかし、「テレビは一億総白痴化」なる言葉をもう使っている・・・

 子どもたちはTVを買ってほしいがためにハンストを。誰とも口を聞かなくなったため、近所の大人達にも影響が出てくる。子ども目線だけの映画かと思っていたら、しっかり大人側の定年退職の問題などが盛り込まれていた。「おはよう」といった何でもない会話、大事にしたい。

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kossy