「桂梅太郎。それがタコ社長の名前だった。」男はつらいよ 寅次郎物語 kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
桂梅太郎。それがタコ社長の名前だった。
なんだか満男のエピソードのほうが印象的。男の子に寅さんについて語るシーンとか、大学受験も控えた思春期らしい悩み事で家族を迷わせたりとか・・・最後にもポンシュウに対して寅の口から飛び出す「人間は何のために生きている?」という哲学的問題。満男にはすぐ答えていたのに・・・
郡山から一人で訪ねてきた男の子の名前は秀吉。実は寅さんが名付け親だった。母親を探すために秀吉と二人で旅立った寅さん。その秀吉が旅行中知り合った秋吉久美子と一つの部屋で看病する。引退した医者しかも耳鼻科の医者を連れてきた寅さんのエピソードがとてもいい。寅さんのことを「父さん」と呼び、寅さんは「母さん」と呼び合う仲になった。実は「男を断って」と語る秋吉に「じゃ、俺は女を絶つ」などと切り返す寅さん。
おふでが伊勢志摩にいる情報を耳にして、隆子とは別れ、二人で母探しに向かう寅と秀吉。ここからはありふれた“生き別れの親子対面”という流れであるし、病気療養中だという設定もそれほどのものではないが、やはり涙が出てくる。いっちゃん最後においしいところを持って行ったのが船長のすまけいだった。
コメントする
しゅうへいさんのコメント
2020年1月12日
kossyさんへ。
パンフレットが売り切れるだなんて! 寅さんは今でも人気があることの証明みたいで嬉しくなりました。もうすぐ全作観終わるので、ようやく映画館へ足を運べそうです。
「贋作 男はつらいよ」…逆に気になって来ました(笑) NHK総合で放送してくれませんかねぇ…?