男はつらいよ 翔んでる寅次郎のレビュー・感想・評価
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vol.23 桃井かおり、あく強すぎ。 おいちゃんへの土産、サイズ...
桃井かおりは布施明のことをよく知らずに結婚を承諾したのだが、新郎の人柄を改めて知ることになる。 あらためて、この人と結婚したいと思うようになる。
BSテレビ東京で映画「男はつらいよ 翔んでる寅次郎」を見た。
劇場公開日 1979年8月4日
渥美清51才
倍賞千恵子38才
桃井かおり27才
布施明32才
湯原昌幸32才
寅さんは北海道で桃井かおりと知り合う。
後に東京で結婚式を挙げていた桃井かおりはこの結婚が嫌でタクシーに飛び乗って会場を後にする。
そのまま寅屋に逃げ込むことになる。
後日、新郎の布施明は寅屋を訪ねて来る。
桃井かおりは布施明のことをよく知らずに結婚を承諾したのだが、新郎の人柄を改めて知ることになる。
あらためて、この人と結婚したいと思うようになる。
脚本に大きく波がある「男はつらいよ」のシリーズだが、
この作品はちゃんとした人情噺で、ラストには泣ける場面がある。
上映時間は107分。
満足度は5点満点で5点☆☆☆☆☆です。
タコ社長の秘密
人に言いたくない過去は誰でも持ってるものだ。見合い結婚か恋愛結婚かが気になる入江ひとみ(桃井かおり)は小柳邦夫(布施明)との結婚に疑問を持っていて、他人を幸せにすることより自分が幸せになれるかどうかを考えるという現代的女性(当時)かと思う。そうした会話の中で、タコ社長は借金があったため仲人の勧める縁談を断れないでいたが、見合いの時には実は相手本人の妹が会ってたという過去を語りだす・・・そんなことがあっていいのか!
桃井かおりが北海道を旅するなんて、まるで山田洋次監督の『幸福の黄色いハンカチ』(1977)じゃないか!と、そこに高倉健ではなく渥美清と出会うという混乱しそうなストーリー。女を暴力で手にしようとする旅館のボンボン・湯原昌幸がいい味出していた。ある意味、武田鉄矢の立ち位置か?
結婚式のお色直しの際に式場から逃げ、タクシーに乗り込んでとらやまで駆けつけるというストーリー(タクシー代は4600円)。成田離婚という言葉が流行ったのは90年代ですが、今となれば、この物語は時代を先取りしていたとも感じます。
マドンナに関しては、それほど「好き」という感情を出さなかった寅さん。むしろ家族的な接し方をしていたように思います。また、満男の作文とか、夢落ちシーンの便秘薬とか、何かと印象に残る作品。そして強烈なのはおいちゃんの一言「あいつのは意見じゃない。偏見だ」
2019年、問題となっている「桜を見る会」。ホテルニューオータニでの豪華な結婚式ではあったけど、交渉次第で5000円になるような気がする(笑)
止まり木
与えられるだけで人は幸せになれるのだろうか
与えられることが少ない人からすれば
「何を贅沢なことを」と思はれるでしょうが
真剣に考えるとそんな生活私には少々キツそうだな
最初は自分の事しか考えてなかった
今は人の幸せを考えるようになったのは寅さんのおかげです。
とはマドンナ桃井かおりさんのセリフ
そう、寅さんはいつも恋をして浮かれてはいても自分が好きになった相手の悲しいかを見るのが一番辛い
1番は彼女であり自分のことなど何も考えない
相手が幸せを見つけた時に始めて自分の気持ちに気がつく
仲人を頼まれさくらに引き止められ稲光りのさす部屋で一人寅次郎がもらす言葉が印象的でした
寅さんが好きになった全ての女性は幸せになっていくように思います
もっともリリーさんは例外な存在でしょうけどね。
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