男はつらいよ 寅次郎夢枕のレビュー・感想・評価
全9件を表示
【”寅ちゃんとならいいわ・・。”。前作までパターンとは違う展開であるが、真面目な奇人の東京大学助教授を演じた米倉斉加年さんの演技が絶妙に可笑しい作品。】
■寅次郎の小学校からの幼なじみである千代(八千草薫)は、離婚して小学生の子供となかなか会うことができず、美容院を経営しながら寂しい思いをしていた。
そんな彼女を寅次郎は笑顔で励ますが、とらやに下宿していた東京大学助教授の岡倉(米倉斉加年)が千代に一目惚れしたことから、いつもと違うパターンの面白い展開になっていく。
◆感想
・冒頭の寅さんの見た夢から始まり、寅さんが旅先で旧家の年老いた女性(田中絹代)に、テキヤの哀しい末路を聞くシーンなど、いつもとやや違う展開である。
少し、しんみりする。
・とらやには御前様の甥の東京大学助教授の岡倉が間借り人となっているパターンも前作までと違うが、岡倉を演じた米倉斉加年さんが千代さんに一目惚れして、食事の際に吸い殻入れの中の煙草を食べちゃったり、階段を上手く上り下り出来なかったり、クスクス可笑しい。
何だか、前作までのマドンナに一目ぼれした寅さんを見ているようである。
・寅さんも、インテリ嫌いの筈が、そんな姿を見て岡倉のために千代さんにその思いを伝えようとするが、千代の言葉を聞いて、オタオタする姿も可笑しい。
<資料によると、今作から”「インテリ対渡世人」の取り合わせはこの作品から始まった。”とあるが、成程、面白かったものな。
八千草薫さんは、寅さんのマドンナを演じた方の中で、吉永小百合さんと共に後年映画館で主役を演じた作品を鑑賞させて頂いた事を思い出す。
齢を重ねても、品のある笑顔の素敵な優し気な女優さんでありましたよ。>
遂に寅さん恋愛成就!?💦
冒頭、マカオの寅って…(笑) こんなあったかい家族で鍋を囲みたい。...
劇終20分前くらいに寅さんの同級生である八千草薫が「私、寅さんと結婚してもいい」となった。 面白くなってきたと思っていたらあっという間に終了のクレジットが出てきてしまう。
BSテレ東で映画「男はつらいよ 寅次郎夢枕」を見た。
劇場公開日は1972年12月29日。
「男はつらいよ」のシリーズ第10作。
個人的には冒頭の短い劇芝居は要らないと思う
今年78才になる倍賞千恵子が奇麗。
撮影時は30才。
オープニングのクレジットが流れている間にもいつものように江戸川沿いを歩く小芝居がある。
これまでの9作と比して、脚本が雑でストーリーが平板で手を抜いたのかなと思うほど。
男性ゲストに魅力が乏しくて不満だった。
役者の問題ではないだろう。
脚本のせいだ。
劇終20分前くらいに寅さんの同級生である八千草薫が「私、寅さんと結婚してもいい」となった。
面白くなってきたと思っていたらあっという間に終了のクレジットが出てきてしまう。
秋野太作が絡んでくるラストシーンはいい意味でワンパターンと言える。
上映時間は95分。
満足度は5点満点で3点☆☆☆です。
全9件を表示