劇場公開日 1952年10月1日

「「南京虫を英語でなんと言うか知ってるか?」「えっと・・・ピーナッツ」」お茶漬の味 kossyさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0「南京虫を英語でなんと言うか知ってるか?」「えっと・・・ピーナッツ」

2021年7月6日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 「南京虫を英語でなんと言うか知ってるか?」「えっと・・・ピーナッツ」 食べるシーンも多かったけど、パチンコのシーンなどギャンブルにもかなりウンチクを描く。

 節子(津島恵子)は見合い結婚について疑問を持っていたため、妙子までも感化されて夫との結婚生活に疑問を持ってしまう。現代では即離婚という安易な考えにもなるのだろうけど、この時代はもっと深刻だ。会社の部長職である夫は浮気をしても、妙子は見過ごしてしまう。どことなく昼行灯と呼ばれた大石蔵之助のイメージも漂う。節ちゃんにも「どんかんさん」と呼ばれてましたもんね。

 戦時中に検閲をパスしなかったという脚本らしいですけど、台詞としては「戦争は嫌いだ」「もうしたくない」というシーンがありました。

 やはりお茶漬けを食べたくなった・・・

kossy