億万長者になった男。
劇場公開日:1994年11月19日
解説
自分の夢を実現する為に、がむしゃらに生きる男の挑戦と挫折を描いたドラマ。福永法源の『億万長者になる法』を基に、「飛び出せ! 青春」の高瀬昌弘が監督。脚本は加瀬高之、伊藤秀裕、こがねみどりの共同、撮影は稲垣久夫が担当。主演は薬丸裕英。
1994年製作/100分/日本
劇場公開日:1994年11月19日
ストーリー
30歳までに億万長者になろうと、一流商社に入社した哲也と、自分が何をしたいのか分からずフラフラしている明夫、そしてOLの和美は幼な友達。哲也は次第に会社と自分のやり方にギャップを感じ、信頼出来る上司・棟方と共に会社を辞職。新会社を興そうとする。一方、明夫もふとしたきっかけで持ったカメラに興味を抱き、自分の未来をそれに賭けてみようと思う。新会社の資金ぐりの為に和美の気持ちもよそに、資産家の娘・片瀬さおりと結婚した哲也は、それでもなかなか軌道に乗らなかった仕事が急に好転し始めたことに疑問を感じる。果たして、その裏にはさおりと密通していた千堂という男の影があったのだ。ショックを受けた哲也は、さおりと別れて再出発を誓うが、うっかり手を出した手形詐欺によって不渡りを出し、自殺を図った。なんとか明夫と和美のお陰で一命はとりとめ、立ち直る哲也。そして、反対に事故で死んでしまった明夫が生前くれた励ましの言葉を胸に、哲也は新たな出発を賭けて、オーストラリアの砂漠をオアシスにするという壮大な計画を、ライバルトという実業家と共に発動。意を決してその為の資金300億を千堂に談判して借り、和美と共に夢に向かって走って行くのだった。