大いなる旅路
劇場公開日 1960年3月8日
全3件を表示
家族物語 もう嫌というほど見ていない人は ご覧になるのが良いでしょう
主人公(三國連太郎)は盛岡で蒸気機関車の釜焚きをしていた。昇進試験に落ちしょんぼりしていたが、ひょんなことから知り合った女性(風見章子)と結婚、三男一女に恵まれる。機関士となった主人公だったが、長男は戦死、次男(高倉健)は国鉄に、三男(中村嘉葎雄)はやんちゃ坊主で行方不明、長女は家出、男に騙される。戦後のスト騒ぎを経て主人公は機関士として鉄道マンの人生を終える。昭和の風景が映し出され、所々、記憶のかけらが反応する。
鉄道マンの罐焚きから電車への時代への変遷、一代記を見事に描ききっている。戦争と終戦後の労働運動まで細かい描写も。助士時代の三國連太郎。罐焚きなんぞやりたくねぇ〜と言っていたのが、転覆事故後に生まれ変わったようにプライド高い機関士になるところが胸熱。
さんのブロックを解除しますか?
さんをブロック
ブロックすると下記の制限がかかります。