エンドレス・ワルツ
劇場公開日 1995年10月7日
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芸術家(表現者)の前衛的な退廃や哲学的思考を訴えてようとしたのだと思うのですが…全く刺さりませんでした。見所は広田レオナの女っぷりのみで、エンドロールまで観るのがキツい一作でした。
昔、CLUB紳助に出演して魔性を表す広田レオナを憶えている。その時のイメージにあう。微笑みながら身を切る理解不能な行動。男を狂わせる。対する町田康が狂わされた挙句のもはや弁護不能のDVで、そのカップリングの妙に吸い寄せられる。モチーフとなった2人のことをよく知らず見ていたが、実話と分かれば、破滅にしかベクトルが向きえない話も味わいが出てくる。90年代にあって過去の遺物と蔑まれた全共闘世代のかけらを拾い、鎮めているようにも見えた。
天才的サックス奏者と女優兼作家の破滅型カップルの短い人生を描く。とてもうっとおしい人たちなので、ちょっとうんざりする。広田レオナの肉体は迫力十分。
興奮
若松孝二で町蔵、灰野敬二とこれだけで観る価値は充分にあるかと。広田レオナも色っぽい。破滅に突き進む男女の恋愛を町田町蔵のキャラもあって独特なテンポでシュールに描かれているような実話?ベースなのも面白い。二人の関係性、遣り取りなど興味深く鑑賞できる。
こんな男女の関係を通ってるか通ってないかで、生き方はずいぶん変わると思うんだ。20歳の頃に観て、ずっと憧れていた気がする。中盤までのめくるめくシーンの連続と、おニャン子クラブの曲が流れる終盤のシーンが対照的で、心に残る。
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