エンドレス・ワルツのレビュー・感想・評価
全5件を表示
過速度
昔、CLUB紳助に出演して魔性を表す広田レオナを憶えている。その時のイメージにあう。微笑みながら身を切る理解不能な行動。男を狂わせる。対する町田康が狂わされた挙句のもはや弁護不能のDVで、そのカップリングの妙に吸い寄せられる。
モチーフとなった2人のことをよく知らず見ていたが、実話と分かれば、破滅にしかベクトルが向きえない話も味わいが出てくる。90年代にあって過去の遺物と蔑まれた全共闘世代のかけらを拾い、鎮めているようにも見えた。
身勝手
若松孝二で町蔵、灰野敬二とこれだけで観る価値は充分にあるかと。
広田レオナも色っぽい。
破滅に突き進む男女の恋愛を町田町蔵のキャラもあって独特なテンポでシュールに描かれているような実話?ベースなのも面白い。
二人の関係性、遣り取りなど興味深く鑑賞できる。
恋愛、情愛、生き物としての。
こんな男女の関係を通ってるか通ってないかで、生き方はずいぶん変わると思うんだ。20歳の頃に観て、ずっと憧れていた気がする。中盤までのめくるめくシーンの連続と、おニャン子クラブの曲が流れる終盤のシーンが対照的で、心に残る。
全5件を表示