「泥の中で生きる」うなぎ 散歩男さんの映画レビュー(感想・評価)
泥の中で生きる
役所広司主演。1996年カンヌパルムドール受賞作だが、たぶんそんなに面白くはないだろうと思って見た。そういう作品というのはままあるので。
だがOPで掴みバッチリ!これは期待できるのでは、と思ったが…。その後は割と淡々と話は進む。しかし監督らしさは全編に見られた。榎本明演じる男が特に今平的。
重喜劇というほどの濃さはないがライトにまとまった秀作といったところ。映画監督作としての晩年にこの軽さへの変化は興味深い。歳とって脂が落ちたのかしら。
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