「【今作は怪獣は一切でない、マインドコントロールに長けた宇宙人VS地球防衛軍を描いたいぶし銀映画。劇中に登場する様々なSFガジェットは後年のウルトラシリーズに影響を与えたと思われる作品でもある。】」宇宙大戦争 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【今作は怪獣は一切でない、マインドコントロールに長けた宇宙人VS地球防衛軍を描いたいぶし銀映画。劇中に登場する様々なSFガジェットは後年のウルトラシリーズに影響を与えたと思われる作品でもある。】
■1965年。宇宙人・ナタールが地球侵略を開始する。波が地上に吹き上がるなど、地球各地で奇怪な事件が次々と起こり始める中、宇宙科学センターのメンバーたちはナタールの基地のある月へと向かう。
◆感想
・途中、ワンシーンだけナタール人がわちゃわちゃと登場する。ハッキリ言って可愛いというか、迫力がない。序でに今作ではチビッ子が大好きな怪獣は登場しない。
つまりは、今作のメインターゲットは大人なのである。しかも、可なりマニアックな。
・という訳で劇中に登場する地球防衛軍のSFガジェットの作りが精巧である。宇宙船を始めとして、月面探索車や、ナタール人の円盤を打ち落とす、ウルトラマンのアラシ隊員が使用する”スパイダー”の如き、威力満点の光線銃が格好良い。
・更には、パラボラアンテナ風の施設から発せられる光線もナカナカである。因みに今作で光線が発せられる際の効果音は、何処かスペシューム光線の音を想起させるのである。
■再後半のナタール人と地球防衛軍の総力戦の際に流れる伊福部昭の、勇壮な音楽は聴いていて盛り上がるのである。
この方の音楽が、ゴジラ以降の邦画の怪獣映画、宇宙人映画に果たして功績は大きいのである。
<今作は怪獣は一切でない、マインドコントロールに長けた宇宙人VS地球防衛軍を描いたいぶし銀映画。劇中に登場する様々なSFガジェットは後年のウルトラシリーズに影響を与えたと思われる作品でもある。>
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