劇場公開日 1959年11月17日

浮草のレビュー・感想・評価

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5.0雨の中の痴話喧嘩

2015年8月13日
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鑑賞方法:映画館、TV地上波

笑える

幸せ

こういう小津映画は大好きで、宮川一夫・撮影で、京マチ子で鴈治郎で杉村春子で、何にもわかってないぽーっとした若尾文子ときたら最高でない訳がない!

雨の中の軒下で吠える京マチ子、上から見下ろす映像で本当に美しい。雨と激しい雨音と彼女の濡れて乱れた髪と着物と背景の戸の全てが悔しさで喋りまくる女の小道具になっている。小股の切れ上がった京マチ子の女っぷりと優しさには感動を覚える。現実にこういう女性は居ないのか居るのかそんなことは超越している。ただ見る人がこういう女だなど感じそれで、もうそういう女は居ることになる。雁治郎の飄々とした動きと目つきと色気は可愛さに繋がっていて目が離せない。

この鴈治郎の曾孫の壱太郎くん(31才)、美しく演技も踊りも上手い若手の女形。すでに素晴らしいのでこれからどうなるのかあまりにも楽しみ。彼がもうちょっと大人になってから京マチ子さんのこの役を演じたらいいなあ。(2022.8.16.)

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talisman

5.0京マチ子に尽きます

2015年2月28日
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鴈治郎は小早川家の秋と甲乙付け難いですが、これは京マチ子の映画です。
明るく華やかで且つ儚く。

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figo

4.5京マチ子の一番でしょう

2014年6月6日
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悲しい

知的

幸せ

小津のカラーだし
多分故郷の伊勢を舞台にした
唯一の作品

こう言う情緒も出せる監督なんだ
とやや失礼に感心

何と言っても京マチ子
明るく、儚く

余談ながら、僕はこの年に生まれました

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フィーゴ
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