「最後に自分だけ取り残されるような感覚」異人たちとの夏 桜子さんの映画レビュー(感想・評価)
最後に自分だけ取り残されるような感覚
1980年代の作品とあって、ぎりぎりの昭和感がいい雰囲気。
かといって、異次元すぎる訳ではなく、妙にリアリティがある。
後半はところどころ飛ばして見たものの、最後のオチは王道ながらおどろおどろしい部分があり◎笑
主人公の両親と、同じマンションの女との絡みは
どちらも中毒のようにハマっていく様子が生々しかった。
昔の記憶と恋愛関係、、
ふむふむ。まるで目の前の辛い現実から逃れるためにでてきた幻影のように、しつこく頭から離れない。
一度快楽を味わったが最後、現実世界に戻ってこれなくなる。
主人公が過去に固執して凝り固まった考えから、それらが具現化してでてきた幽霊のような、、
考え出すとなかなか深い意味合いがあるように思う。
ただ見終わった後は、なんだかとってもスッキリ!
なんなんだ、、
かなり昔の作品ですが、時代を超えてオススメしたいですね。
久しぶりに前のめりで物語の世界観に引き込まれました。
一言で言うと、前向きに生きていくことの大切さを教えてくれる作品です。
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