暗黒街の美女のレビュー・感想・評価
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絵になるシーン多数に派手な銃撃戦にお色気で、日活アクション映画の古典?
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鈴木清順としての監督第一作とか。音楽が山本直純。
佐治乾脚本で、ダイヤモンドを飲み込み死んでしまう弟分、火葬前にそれをメスで取り出すヒロイン白木マリの恋人というストーリーは面白い。良い天気から始まる会話が、最後に繰り返しからの二人の将来に渡る関係性を暗示してイキ。加えて、メスのクローズアップ、ダイヤモンドをマネキンの乳房部分に隠しそのマネキンがトラックで移動する、風呂サウナ沸かし用石炭を掻き出して何とか脱出するなど、絵になる展開もお見事。
水島道太郎主演で、知らない俳優だったが、抑え目の演技が渋くてなかなかカッコいい。
ゴーゴー喫茶?とかトルコ風呂サウナとか、当時の風俗を活かしながら、ヒロインの肢体を見せながらの展開も見事。銃撃戦も派手で十分に魅せる。
アクションにお色気に大きな展開が特徴だったルパン3世の原型が、ここにあった様にも感じた。
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暗黒街の御転婆娘
ノリとテンポの悪いガイ・リッチーみたいな犯罪映画、当時としては斬新なのか鈴木清順!? “暗黒街の美女"ってタイトルが腑に落ちない、ダイヤモンド争奪戦を軽いタッチとアイディアでラストの銃撃戦まで楽しくは観れる。 死体のダイヤからマネキンのダイヤへと和製ギャングな男達が繰り広げる奪い合い、脚本の面白さと演出描写の疎かな話運びに勿体無さを感じる。
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