アフリカ物語

劇場公開日:

解説

アフリカの大自然の中に生きる老人と少女と、文明社会から迷い込んだ一人の青年が出会い、その地にとどまり、自然を守るために生きていくまでを描く。脚本は「くるみ割り人形」の辻信太郎、監督は「午前中の時間割り」の羽仁進と「巨象の大陸」のサイモン・トレバーの共同、撮影はマイケル・フォックスと松前次三がそれぞれ担当。

1980年製作/114分/日本
原題または英題:A Tale of Africa
配給:その他
劇場公開日:1980年7月19日

ストーリー

アフリカの大地。一人の少女が動物たちとたわむれていた。そこへ、一機のセスナが墜落、炎上する機体から一人の男が飛び出してきた。墜落のショックで記憶を失い荒野を彷徨う男。その姿を遊牧民の長老が見つめていた。やがて男は“森の家”と呼ばれる家にたどりついた。そこにはあの少女と不思議な白人の老人が住んでいる。老人は文明の闖入者を冷たく追い帰した。行き場のなくなった男は、川のほとりで気を失い、少女は彼を助け、介抱する。その様子を複雑な思いで見つめる老人。一方、今まで動物しか話し相手のなかった少女は、男の登場に口では言い表わせない胸のときめきを感じる。体力を回復した男は、ある日、森のはずれにある奇妙な廃鉱を見つけ、老人に尋ねた。老人は何故か突然怒り出してしまう。男は老人の怒りと、戻らない記憶に焦だち、森の家を出て行った。その夜、男は野火に囲まれ、危ういところで長老に救われた。そして、男は、老人が森を守るために暮しており、老い先短い老人に替って森を守ってほしいと長老に求められた。長老の言葉に動かされ、男は森の家に戻る。体全体で喜びをあらわす少女。その頃、一人の女がアフリカの台地に降りたった。男の恋人で、男を連れ戻すのが目的だった。一方、森では繁殖しすぎたクエラ・バードの巣が爆破された。その時、自然が天の怒りを呼んだのか、激しい雨が降り始めた。男は老人の身を案じ、森の家に急いだ。死期を悟った老人は二人に過去の話を始めた。廃鉱がかって老人の所有であったことや、爆発事故で死んだ老人の息子、つまり、少女の父のことなどを。老人は話を終えると、満足そうに息を引きとった。少女と男はキリマンジャロの見える丘に老人を埋葬した。そこへ、男を捜していた女が現われ、文明への帰還を説得する。女の説得は過去を思い出せない男には無駄だった。女は男に麻酔銃を射ちこんだ。しかし、野性に同化した男を連れ戻すことは出来ず、女は文明の社会へ戻った。少女のひたむきな看護で、男の傷は回復、さらに記憶もとり戻した。そして、男は「老人や長老の意志を継いで森に住もう」という確固たる決意を感じる。男はじっと少女を見つめた。見返す少女の眼からも涙があふれていた。アフリカの大地は、今日も何事もなかったかのように息づいている

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

3.0アフリカ賛美映画

2020年12月15日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
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odeonza

5.0思い出はいつも美しく

2013年11月20日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

興奮

公開年に行った。おそらくわたしが初めて映画館で見た映画だと記憶している。

予告編で、キタキツネ物語とユニコの予告をやっていたようにも思える。
外は暗かったので、おそらく夜の映画館だったのだろう。

映画の内容まで思い出せないが、ターザンのような男が出てきてアフリカのジャングルの中を歩いて動物が沢山出てきたというのだけは覚えている。
パンフレットがあの大きなサイズではなく、小さなパンフレットで横開きだった。
この映画は自分が一番幸せだった頃の映画だ。
それを記憶しておきたくてここに書き記す。

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lotis1040

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