「銀星会とのラストバトル」もっともあぶない刑事 ソニー・クロケットさんの映画レビュー(感想・評価)
銀星会とのラストバトル
もっとあぶない刑事の『一気』にて警察と犯罪組織の癒着が絡んでいる事がわかりタカとユージがそれを叩き潰そうと約束する終わり方だったがそれが今回の伏線になっている、銀星会の武器密造を捜査中に犯人を取り逃がすが県警より2人を捜査から外され代わりに時効寸前の逃亡犯の捜査を免じられるが実はこの逃亡犯が警察と銀星会の癒着を握る人物だったのだ。
もっとあぶない刑事の後半よりタカこと舘ひろしが裏番組のゴリラ警視庁捜査第8班の撮影と重なり登場シーンが少なくなり別撮りが多くなっていたがこの作品でもそれが見られたが監督の村川透さんは早撮りで有名であり撮影期間もかなり短縮化されているにも関わらず中盤でのハデなカーアクションやラストの護送車が検問所に突っ込み横転するシーン等歴代の中でもカーアクションが豊富な作品になっており実は役者としても出たがりで彼が監督した作品にはモブキャラとして出演しており今作品でも出演しているので確認してほしい。そして2人に向けられた殺し屋役の刈谷俊介さんがターミネーターのごとく弾を食らっても立ち上がる不死身な姿が印象的であるが実はこの2人は西部警察でも共演しておりメイキングでは仲良さげな2人が見られる。
この作品でしばらくはあぶない刑事の製作は打ち切られてしまい課長役の中条静夫さんも後に亡くなりこれが最後の近藤課長の姿であったが脚本担当の柏原寬司が書いた現在発売中のあぶない刑事1990では近藤課長が再び登場しておりもっとあぶない刑事とあぶない刑事リターンズを繋げる作品になっており近藤課長の姿を脳内再生で蘇らせて欲しい。
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