「雪上の西部劇風」網走番外地 決斗零下30度 Bluetom2020さんの映画レビュー(感想・評価)
雪上の西部劇風
シリーズも定着して慣れてくると、それが普通になってくる。きっと、自分のように多少は大目に見てしまう観客もいただろうな。
本作は雪の馬上で繰り広げる活劇。銃を持っているのになぜか接近戦になって戦国時代劇風。東映キャストもスタッフもお得意の設定なので了解としよう。でも、馬ぞりの操作とかみんな上手で感心してしまう。
健さんは似合いすぎる設定。大原さんは上手になってスターへの道を進行中。そして丹波さんが登場して、映画が締まる。下から見上げるようなキャメラシーンもあり、マンネリ化に挑戦している姿勢がみられる。
佐賀漣の駅舎は、やっぱり架空で廃線となった深名線の添牛内駅だそうで、クラウドファンディングで復活したと聞いてちょっとうれしかった。列車にストーブがあったんだねえ。昭和史の記録としても価値ある冒頭シーナだった。
コメントする