あしたのジョー(1970)のレビュー・感想・評価
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2階級落とすための力石徹の減量方法が、 サウナに入って水を飲まないだけっていうのは笑った。 ストーリーのすべてが破天荒だが、 これは原作がマンガだからリアリティなど必要ないのかもしれない。
動画配信で映画「あしたのジョー」を見た。
劇場公開日 1970年7月22日
1970年製作/94分/日本
配給:ダイニチ映配
石橋正次
亀石征一郎
中山昭二
小松政夫
スピーディー早瀬
高樹蓉子
辰巳柳太郎
原作は高森朝雄、
改名前の梶原一騎である。
52年前の映画である。
街の理髪店の料金が220円と表示があった。
今と比して10倍くらいの差があるようだ。
石橋正次といえばオレらが子供の頃の芸能スターだが、
いつの間にか姿を見なくなった。
不良の矢吹丈は刑務所の中で暴れ回ったり、
脱走しようとした。
力石徹も矢吹丈と同じ刑務所にいた。
丹下段平がジムのライセンスを、
矢吹丈がボクシングライセンスを取るやり方もめちゃめちゃだった。
2階級落とすための力石徹の減量方法が、
サウナに入って水を飲まないだけっていうのは笑った。
ストーリーのすべてが破天荒だが、
これは原作がマンガだからリアリティなど必要ないのかもしれない。
ラストもほとんどの人が知っている通りの衝撃の結末となる。
満足度は5点満点で3点☆☆☆です。
CGや特殊メイクよりリアリティを感じる
アマプラで無料鑑賞。
主演は当時新国劇の新進気鋭の若手エースだった石橋正次と同じく新国劇の大重鎮辰巳柳太郎の師弟コンビ。
新国劇は舞台でも「あしたのジョー」を同じキャストで上演していたそうだが、なんと言っても石橋正次の天真爛漫さの中に見ることができる野生味溢れる目つきが良い。
決してジョーに似ているわけではないがジョーっぽいことが大事だと思う。
50年以上前の映画だが、主要キャストやセットなどは原作の雰囲気や時代感を損なうことなく上手に作られていると思う。
構成としてはかなり駆け足でダイジェスト感は否なめず、ラストも尻切れにはなっているが総じて面白く鑑賞することができた。
漫画の実写映画としては十分及第点だと思う。
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自宅(CS放送)にて、'10年版に続き鑑賞。石橋正次の“矢吹丈”も悪くないと思った。'10年版より更に駆け足で進行し、原作により忠実な反面、あくまで原作を知らないと愉しめない。オノマトペの描き文字や効果線、吹き出し等、原作漫画独特の表現を採り入れた画作りが良くも悪くも雰囲気とテンポを作っている。原作第一部の終盤辺り迄が描かれるが、雪も積もらず如何にも中途半端な尻切れトンボで締まらないラスト。ただ普段、アニメや漫画が苦手な筈なのに『あしたのジョー』はつくづく好きなんだナと認識させられた。50/100点。
・鑑賞日:2013年6月26日(水)
原作の良さが響き渡る映画
子供の頃テレビアニメを見てた。確かリバイバルで劇場版アニメが製作されたが見ていない。
この作品は漫画原作を実写映画化。ボクシングシーンは迫力ないし、俳優陣の演技もイマイチ。演出も?な部分が多いけど、原作が素晴らしいので途中でやめる事なく最後まで見てしまう。(当然ストーリー知ってても。)
そんな印象を残してしまう不思議な映画。
リメイクも最近作られたが、昭和のリアルな映像で綴られた今作の方が説得力がある気がする。(ゴメンなさい。リメイク版見てません。もしかすると面白いかも…)
1970年頃ならではの独特の空気感は溢れているけれど
梶原一騎先生の別名・高森朝雄名義で原作を、ちばてつや先生が作画担当。『週刊少年マガジン』に連載された昭和の少年漫画の不朽の名作の実写版。
【あしたのジョー】は、やはり虫プロ製作のテレビアニメ版や、後のリバイバルブームの際に公開されたアニメ映画版の方がファンの間でも評価が高いのが実情である。
けれども、【あしたのジョー】の舞台となる1970年頃の独特の空気感は、映画の中に良く出ており、実写版も決して失敗作とまでは言えない。
【あしたのジョー】ファンには、必見の作品である。
但し、青山役を小松政夫さんが演じているのには、かなり違和感を感じえない。
丹下段平も、漫画やアニメの絵や、藤岡重慶さんの声の印象が強烈にあるため、多少違和感を感じる。
サチ達、ドヤ街の子供達も、少し幼すぎる気がするのだが・・・。
主題歌を、石橋正次さんが歌っているのだが、やはり歌手としては、尾藤イサオさんの方が格上である。
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