青葉学園物語のレビュー・感想・評価
全1件を表示
生い立ちはつらい子どもたち
孤児や親元を離れて暮らす子どもたちの施設で、子どもらしい子どもたちが精一杯頑張っている姿は微笑ましい。
ガキ大将とその弟分たちが元気一杯暴れまくるシーンは見ているだけで気持ちいい。
学園内で男女が買いたいもので揉めたり、グローブを買って貰えないと分かると下向き会社(笑)を作って、屑鉄拾い(電柱に張り付いて銅線をもらう)等して自分たちで買おうとするなど生命力に溢れている。
そんな彼らが町へ出かけ、稼いだお金をうどん屋のじいさんにあげてしまう。
うどん屋のじいさんの子どもが亡くなった話を聞かされて、可哀想なじいさんに金をやろう…となってしまうのだ(笑)
彼らだって、十分可哀想な境遇なのだが、
素直な子どもらしい姿がこの作品の中は存分に見える。
もちろん幼い子だけがガキ大将たちにストレートな物言いをして笑いを誘うが、その生意気で可愛い訴えに見ているこちらも笑ってしまうのだ。
古きよき時代の子どもらしい子どもを観るには相応しい作品で、観る機会があれば観てほしい作品。
コメントする (13件)
共感した! (0件)
全1件を表示