劇場公開日 1957年10月8日

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青空娘のレビュー・感想・評価

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4.0映画終活シリーズ

2025年7月1日
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鑑賞方法:VOD

楽しい

癒される

1957年度作品
東京で開催されている「若尾文子映画祭」の記事をYahooニュースで知り鑑賞
初期の代表。やっぱ昭和の銀幕スターやな

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あきちゃん

4.0どこまでもハツラツとして朗らかなシンデレラ❤

2025年6月18日
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鑑賞方法:映画館

若尾文子映画祭にて。
本作は増村保造の監督2作目にして、以降、若尾文子とのコンビで数々の傑作を生み出していく出発点の作品。

主人公の有子(ユウコ)は高校を卒業したばかりの女の子だが、演じる若尾文子はこの映画の封切年に24歳になっている。
顔立ちに幼さは残っているものの、色っぽさは隠しようもない。
セーラー服の胸元のチラリズムなどは明らかに意図的で、増村保造がどこに若尾文子の魅力を見出していたかが垣間見える。

有子は地方の祖母の下で育ったのだが、高校卒業に伴って東京の父親に引き取られることになっていた。
地方から上京した田舎者の体は東京駅に降り立った場面でこそ表現されているが、たちまち若尾文子の都会的なセンスが滲み出して全く田舎臭さなどない。
加えて、若尾文子の所作がいちいち優雅で、言葉遣いも美しい。
若尾文子に限らずこの時代の主役級の女優は総じて所作が綺麗で、モデルがウォーキングのトレーニングを受けるように、女優も所作を教え込まれて銀幕に登場していたのだろうと思う。もちろん演出の振付もあっただろう。
また、台詞の尊敬語や謙譲後が綺麗に使われていて、こういう脚本は恐らく70年代まではあったと思うが、それが若尾文子の特徴のある声音と江戸弁のイントネーションで発せられるのが魅力的だ。
現在はリアリズムの観点からか、ああいう美しい日本語が映画で聴けることはなくなった…。

さて、物語はというと、なかなかにひどい話だ。
主人公の有子は、死の淵にあった祖母から告げられた出生の秘密をすんなり受け入れる。そして、上京後の義母や異母兄姉からの仕打ちにも 明るく従うのだ。
父親(信欣三)が職場の女性(三宅邦子)との不倫によって有子をもうけたその言い訳が、妻(=有子の義母)(沢村貞子)とは愛のない政略結婚だったというのは笑わせる。そのお陰で企業の社長としてセレブな生活を送っているうえに、不倫相手だった有子の実母のことは行方も知らないというのだ。
だがしかし、その父親を有子が慕っているのが、またよく分からない。
時代だと言い切るのは早計で、病におちた父を有子が諭すことでちゃんと倫理観を示している。それによって義母や異母兄姉が大団円を迎える単純さこそが時代なのだろう。
1966年に安田道代(大楠道代)で再映画化された作品のタイトルは『私は負けない』(監督:井上昭)だが、若尾文子の有子は決して負けん気で踏ん張っているのではなく、根っからの朗らかさで逆境を素直に受け入れているのだった。

高校の美術教師・二見(菅原謙二)が、教え子の有子を恋愛対象に見ていたことに全く疑問符を打たないのもどうかと思うが、幸い二見と有子の恋は成就しない。
ラストシーンでは、まさか有子の実母が二見に興味をもっているのではないだろうかと、少し訝ってしまう。

増村保造の演出は、早口のセリフでテキパキと物語を進行させてリズミカルだ。説明的な場面もほとんどなく清々しい。
テクニカルな見どころは前半にあるピンポンゲームの場面だ。編集には中静達治という人がクレジットされているが、カットごとのアングルとそれを繋ぎ合わせたモンタージュ技術により、今見てもスピーディーで迫力がある。
ここで異母姉(穂高のり子)のボーイフレンド広岡(川崎敬三)が有子を見初めるのは必然だ。
広岡の母(東山千栄子)が、有子と異母姉を人違いするコメディーなどは平和で痛快だった。

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kazz

3.5ミヤコ蝶々さんの演技で名作に昇華している映画

2025年6月13日
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鑑賞方法:映画館

笑える

ドキドキ

カワイイ

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ねこたま

4.5若尾文子が眩すぎで目を奪われる大傑作。こんなに朗らかな気持ちになれ...

2025年4月18日
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鑑賞方法:VOD

若尾文子が眩すぎで目を奪われる大傑作。こんなに朗らかな気持ちになれる映画はそうそうない。

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tony

3.5【”日本版シンデレラ&真の母を求めて三千里。”継母や義理の姉の嫌がらせにもめげず明るくたくましく生きる女性を描いた作品。若尾文子さんってお綺麗だなあ。】

2024年3月25日
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鑑賞方法:VOD

悲しい

知的

幸せ

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NOBU

5.0初星5です

2023年6月4日
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初めての星5です。なぜなら気持ちのいい映画だからです。
こんな映画が観たかった。ずっとずっと。
シンデレラのようなストーリー。
青空のようなヒロイン。
大好きな若尾文子さんの大好きな作品になりました。
お友達やお子さんにもオススメです!

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バカ

3.5青空のように

2022年4月13日
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鑑賞方法:DVD/BD

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近大

3.057年とは信じられないモダンさ

2020年3月25日
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鑑賞方法:VOD

増村保造監督二作目。若尾文子主演。57年大映。カラー映像美しい。

訳ありで東京へ出て来たヒロイン。逆境にもめげない青空のような文子嬢。彼女の服装がどれも素敵。

増村映画の毒っ気がさほど無い爽やかな映画。若尾文子の弾ける美しさを堪能できます。当時の文化風俗を見る楽しみも。(太陽族とかいる時代)それに女中のミヤコ蝶々ほかイイキャラ多数。

後半のリズミカルな展開が心地いい。多幸感グルーヴ満載です。

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散歩男

3.0元気のでる明るい映画

2016年11月7日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

若尾文子の清潔感のあるノースリーブのブラウスとおしゃれなスカートが素敵。

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tsumumiki
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