「三角関係ドラマ」あ・うん odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
三角関係ドラマ
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門倉修造(高倉健)と水田仙吉(坂東英二)は戦友で「あ・うん」の仲ということだが性格も違うし、どこに惹かれ合っているのか理解しがたい、むしろ門倉と水田の妻(富司純子)はプラトニック・ラブだから奥さん目当てに20年も付き合いが続いたのか、水田も娘も門倉の妻もそれを知っていて公認するような話の流れは何なのだろう、当時の倫理観として二人は一線は超えないと察していたのだろうか。最後に娘の恋人が徴兵され別れを告げに来たシーン、娘に今夜は帰ってこなくていいから後を追いなさいと送り出した3人、やっぱり本心は無理していたのだと分かりました。
映画では芸者と浮気は水田だが原作では門倉がカフェの女給を孕ませたというから、精神と肉体を分けた恋愛感情の掘り下げがテーマだったのかしら。
こんなまどろっこしい三角関係ドラマなど高倉健さん主演だから観れたものの、ストーリー自体は全く乗れませんでした。向田邦子さん、ごめんなさい。
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