「タイトルなし(ネタバレ)」あゝひめゆりの塔 りゃんひささんの映画レビュー(感想・評価)
タイトルなし(ネタバレ)
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昭和18年、太平洋戦争期。
米軍の反攻により、戦局は日本軍に不利となっていたが、まだ戦火は海の先だった。
沖縄師範学校でも運動会を楽しんでいるような、ある種の長閑さがあった。
女子部の学生で班長の与那嶺和子(吉永小百合)や親友の比嘉トミ(和泉雅子)も、そんな女学生のひとりだった・・・
といったところからはじまる物語。
戦局の悪化、米軍上陸と日本側は防戦一方となり、女学生たちは戦火を避け、負傷した兵士たちの看護にあたることになる・・・
舛田利雄監督の抑揚の効いた手堅い演出は、名作と呼んでよいだろうし、強烈なショックシーンもある。
先ごろ亡くなった和泉雅子が壮絶な役を演じている。
モノクロでよかった、と感じた作品。
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