「純粋なラブストーリーかもしれない」オリヲン座からの招待状 ニョロさんの映画レビュー(感想・評価)
純粋なラブストーリーかもしれない
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古い映画館の始まりから終わりまでを描く,ヒューマンドラマ。狭い映写室の中で汗とタバコの煙にまみれながら、黙々と仕事をする宇崎竜童が,めちゃくちゃカッコいい。
彼があっさり病死してしまい、後を受け継ぐ若い加瀬亮は、どんどん男らしくなっていくのがすごい。本当に歳を取ってるみたいだった。先代の宇崎に義理立てして、どうやら最後まで夫婦になっていない様子なのが,最後の会話でわかる。
この映画、日本版ニューシネマパラダイスに一見感じるが、純粋にラブストーリーのに思えた。中原ひとみの最期は2人の物語の完結だった。
それとは別に,10円でピーナッツを手作りの紙の入れ物に入れて売ったり、子供を無料で入れてあげたり。
予約せずにその場で並んで席を取っていた映画館の時代を懐かしく思い出した。無法松の一生を観たことなかったので、かなり残念だった。
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