「き、京楽の宣伝目的だったのか・・・」仮面ライダー THE NEXT kossykossyさんの映画レビュー(感想・評価)
き、京楽の宣伝目的だったのか・・・
いくら大当りを引いても、ライダー1号が弱いため連荘しないパチンコ仮面ライダー。その弱さを映画でも目の当たりにすることができてリアルさを感じてしまった(パチンコ知らない人、ごめんなさい。意味不明です)。
オープニングは、引きこもりヲタク青年が、PC画面で歌ってるChiharu(森絵梨佳)によって呪い殺される。まるでホラー映画のような展開。ついに仮面ライダーもここまでやってしまったか。と思わせておいて、前作の大学講師から高校教師へと職を変えた本郷猛(黄川田将也)が小心者ぶりを発揮します。授業を無視する、明らかにバカな生徒ばかり・・・数年後にはパチンコジャンキーとなってロクデナシニートになること間違いなし・・・でした。本郷も本郷で、ライダーに変身しない限り、笑わせてくれるオトボケキャラを演じてました。
生徒の1人、菊間琴美(石田未来)が授業をさぼったりするので本郷も気にかかる。なんと彼女はChiharuの親友。最近連絡がないのでChiharuの行方探しを手伝うことになったのだ。整形してコピーされたアイドルが次々と・・・などとヘンテコリンな方向に話が進むかと思っていたら、その裏にはショッカーの陰謀が。なんとウィルスによって人間の内側から改造するという、『インベージョン』のような日本国民総改造人間化(?)が計画されていたのだ!
これは凄い。何が凄いかって、ばかばかしさが凄すぎる。B級ホラーとB級ヒーローアクションの融合なのだ。しかも仮面ライダーは弱い!ショッカーライダーにも勝てない。次々と登場する強いライダーを味方に引き入れないと勝てないのです。
黄川田将也のオトボケも楽しかったけど、今作では敵キャラ・チェーンソーリザードの益子梨恵にちょっと萌えるかもしれない。もちろん、笑わせてくれる田口トモロヲをよかったです。
それにしても、PG12指定になってるというのに子供向けの時間帯をメインとしているシネコンは再考を要すのではなかろうか・・・