アフター・ウェディングのレビュー・感想・評価
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あんな素敵な男性二人に愛されて羨ましい💕
正直言うと、いつヨルゲンがやな人になるのかヒヤヒヤしながら見てました。ラストの死にたくない!って慟哭は胸を締め付けられましたね。もう少しヤコブの過去について深堀りして欲しかった感は否めないけど…(なぜ別れたか、とか、世界を救いたいという思いが強い不器用な人というような説明があったけれど、それでなぜにインド?今ひとつ彼のことがよくわからなかった。けどカッコ良いからヨシ)
急に目どアップ!とかカメラワークが独特だったけど、あれ以上そういうの多かったらちょっと引いちゃうかも。
マッツ・ミケルセンの渋さと格好良さを堪能する作品
マッツ・ミケルセン還暦特集の一本。
マッツは、過去の恋愛歴における秘密を利用されて、デンマークの裕福な実業家に嵌められ、自分が設立したインドでの慈善事業の存亡の危機に苦悩する。
という骨太な縦軸ではあるのだけれど、結局、元恋人(美人)にも、若い娘(凄くキュート)にも、インドの子ども達にも、マッツさんはモテモテなのねという横軸が、妙に甘いメロドラマにしてしまっている。
マッツ・ミケルセンの渋さと格好良さをファンが堪能する作品だと割り切れば楽しめると思います。
不可解な展開をマッツとたどった後、最後には愛の原動力を感じるドラマ
2021年にジュリアン・ムーア、ミシェル・ウィリアムズ主演のリメイク版「秘密への招待状」を観ていましたが、あまり面白くなかった印象で、ストーリーは記憶からほぼ消えていました。
リメイク版でミシェル・ウィリアムズが演じていた役が本作のマッツに当たります(主要3人の性別を変えている)。
インドの貧民街を駆け回るマッツの日焼けした精悍な表情が魅力的です。子煩悩なイメージとはあまり結び付かなかったのですが、そこはさすが「北欧の至宝」、子供たちに大人気のヤコブ先生を生き生きと演じていました。高級ホテルでの戸惑いや予期せぬ披露宴で心がざわついたり、ナンパ女にイラっとする演技もいい。
映画の方は、子供への愛が随所にうかがえる美しすぎるお話しなのですが、富豪のヨルゲンの謎が明らかになる前後でテンポが緩くなり、登場人物達の感情の発露が多くてやや間延びした風に感じられました。
傑作「未来を生きる君たちへ」のビア監督なので、もう少しスピーディに展開してもよかったのではと思いましたが、もしかしたら私自身がせわしない日常のせいで、北欧のゆったりした時間感覚についていけなかったのかも知れません。
蛇足ですが、義理の息子、葬儀にも出てなかったし出禁になっちゃったんでしょうかね。それとも早々に退職&離婚させられた?まあ自業自得なのですけどね。
主演はむしろ
最初はうさんくさいおじさんと思ってた大富豪が実は・・の展開。マッツ・ミケルセン目当てで観て、もちろんこういう役のマッツも素敵だったけど、主役はむしろ大富豪の実業家ではないか。この役を演じるロルフ・ラスゴード、幸せなひとりぼっちの主役のおじいさんと知ってなるほど素晴らしい俳優さんだと思った。ある決意を秘めた企みに翻弄される人々。いささか強引ではと思うが、彼らの幸せを考えぬいて、こうするのが一番と導いた筋書きは間違っていなかったなぁと納得できる。しんみりと心あたたまる作品。
演出力と演技力で魅せる作品
デンマーク発の難病物。
始めは貧困を訴える内容かと思っていたら全く違う内容なので少々面食らった。
主人公と思わしきボランティアを訴える男と、起業家らしき男の妻、2人の視線が交じり合い、それを見つめる夫、最高にサスペンスが盛り上がる仕掛けになっている。
一瞬、フランソラ・トリュフォーの秀作『隣の女』を思わせるが、ここから映画は意外な方向へと転がって行く。
監督の演出力と役者達の確かな演技力で見せる作品で、特に夫役の俳優の演技力には目を見張った。正直を言うと中盤辺りで何度となく罵り合いになるところが、ちょっと観ていて辛いのですが、終盤になって真実が解って来ると「嗚呼、そうだったのか!」と感じて来ます。
その真実が唐突な感じなのと、貧困に関する面が内容とマッチしていないのが気になるところですが…。
(2007年11月3日シネカノン有楽町二丁目/スクリーン2)
登場人物たちの立場や想いをじわじわと浮き彫りにする
総合:70点
ストーリー: 65
キャスト: 70
演出: 75
ビジュアル: 75
音楽: 70
偶然を装っていたけれど実は偶然ではなく、仕組んだなと問い詰められてもまだ偶然を装う。せっかく撮影してきたインドの慈善事業のビデオもろくに見ようともしないのは、既に下調べが済んで結論が出ていたということなのだろう。金の力で相手を言いなりにさせるのは傲慢ではあるが、それでもヨルゲンにとっては残される家族の幸せが何よりも大切。そのためには手段を選ばず、その決意のほどが伝わってくる。
派手さはないが、全体的にや暗さのある落ち着いた雰囲気の中で人が語りかけ想いを告白する。それぞれの心理が交錯していく様を描く演出で、やや平凡な物語は登場人物の関係が浮き彫りにされることによってじわじわと盛り上がりを見せる。
最後はどうなのだろう。愛情のある育ての親よりも慣れ親しんだ環境を選択することによって、主人公の罪悪感が減る効果を狙ったのだろうか。とにかくこれでインドの施設も安泰だし心残りなくデンマークに戻れることになる。
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