「不可解な展開をマッツとたどった後、最後には愛の原動力を感じるドラマ」アフター・ウェディング sugar breadさんの映画レビュー(感想・評価)
不可解な展開をマッツとたどった後、最後には愛の原動力を感じるドラマ
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2021年にジュリアン・ムーア、ミシェル・ウィリアムズ主演のリメイク版「秘密への招待状」を観ていましたが、あまり面白くなかった印象で、ストーリーは記憶からほぼ消えていました。
リメイク版でミシェル・ウィリアムズが演じていた役が本作のマッツに当たります(主要3人の性別を変えている)。
インドの貧民街を駆け回るマッツの日焼けした精悍な表情が魅力的です。子煩悩なイメージとはあまり結び付かなかったのですが、そこはさすが「北欧の至宝」、子供たちに大人気のヤコブ先生を生き生きと演じていました。高級ホテルでの戸惑いや予期せぬ披露宴で心がざわついたり、ナンパ女にイラっとする演技もいい。
映画の方は、子供への愛が随所にうかがえる美しすぎるお話しなのですが、富豪のヨルゲンの謎が明らかになる前後でテンポが緩くなり、登場人物達の感情の発露が多くてやや間延びした風に感じられました。
傑作「未来を生きる君たちへ」のビア監督なので、もう少しスピーディに展開してもよかったのではと思いましたが、もしかしたら私自身がせわしない日常のせいで、北欧のゆったりした時間感覚についていけなかったのかも知れません。
蛇足ですが、義理の息子、葬儀にも出てなかったし出禁になっちゃったんでしょうかね。それとも早々に退職&離婚させられた?まあ自業自得なのですけどね。
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