「カッコ良い奴はどんな姿でもカッコ良い!」イースタン・プロミス カサキショーさんの映画レビュー(感想・評価)
カッコ良い奴はどんな姿でもカッコ良い!
ビゴ・モーテンセンを「アラトリステ」で観て、
他の彼の出演作品が観たくなってこの作品を観た。
答えは大正解、観て良かった。
出だしからショッキングなシーンが続く。
ロシアンマフィアの殺人手口は残酷だ。
ナイフで喉元をかききってしまう。
それがこのドラマのプロローグ
ビゴ扮するロシアン・マフィアの用心棒は
ボスの息子のお気に入り。
だが、息子は情けないヤクザで、
度胸がなく、肝心な時に何もできなくなる。
特に父親のボスの前に立つと虚勢を張るばかりで、
さらに何もできなくなる。
ボスはそんな情けない息子にいきりたちながらも、
でも、息子が可愛い。
スリリングなストーリーが澱みなく続き
無駄なシーンは一切ない。
特にサウナでの格闘のシーンは壮絶だ。
ヴィゴが一糸まとわぬ姿で二人のやくざとやりあうシーンは
鍛えられた男の迫力がひしひしと伝わってくる。
ちらちらと見えるものの、いやらしさがまるで無い。
それどころじゃないのが、良くわかる。
ストーリーを通して
ヴィゴは髪型をオールバックにしていて
イメージが随分変わっているが
カッコ良い奴はどんな姿でもカッコよいものだ。
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