「「秘密」は不要なのに」イースタン・プロミス The Dudeさんの映画レビュー(感想・評価)
「秘密」は不要なのに
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野心と良心の葛藤の物語かと思ったら、主人公の正体が知れるに及んで「責務」だったと分かりがっかり。エンターテインメントとしては面白い筋だが、主人公の心理描写に深みが無くなった。スティーヴン・ナイトお得意の移民話は興味深いのだが、盛り上がる展開を敢えて抑えているような小さなまとまり方で少々物足りない。ヴィゴも迫力あるが、この監督の前作『AHOV』の方が余程面白かった。
映画評論家を名乗るお方の評論を見ると、この映画を「マフィア映画」としているものもあるが、ロシアマフィアとイタリアのマフィアは全く別種。「犯罪映画」としてくらいにしか括れない。
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