「2時間サスペンスドラマ、のような秀作。」題名のない子守唄 いきいきさんの映画レビュー(感想・評価)
2時間サスペンスドラマ、のような秀作。
☆
アイツの不死身さは何なのさとか、
ジュゼッペ・トルナトーレと言えばこの人という
エンニオ・モリコーネの音楽も煽り過ぎで笑ってしまいそうになるとか、
目を覆いたくなるような映像のフラッシュバックも、
現在との対比や、主人公の心情表現、謎解きのため、
などというのは分かるが、さすがにクドいだろうと思ってしまうとか、
観てる間はそんなことは少しも感じさせないが、
テレビの2時間サスペンスドラマと、家政婦だし思えなくもない。
しかし、優秀なサスペンス映画を期待しないで観れば、
役者陣は魅せてくれるし、虐待と紙一重だとも言えるあのシーンも、
ドキッとさせて何なのさと思わせるシーンもあったが、
ラストに繋がっていたであろう主人公のあの行為にも、
散々な目に遭ってきた彼女のことを思うと泣けてくる。
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