劇場公開日 2007年9月15日

「2時間サスペンスドラマ、のような秀作。」題名のない子守唄 いきいきさんの映画レビュー(感想・評価)

4.02時間サスペンスドラマ、のような秀作。

2009年3月13日

泣ける



 アイツの不死身さは何なのさとか、
 ジュゼッペ・トルナトーレと言えばこの人という
 エンニオ・モリコーネの音楽も煽り過ぎで笑ってしまいそうになるとか、
 目を覆いたくなるような映像のフラッシュバックも、
 現在との対比や、主人公の心情表現、謎解きのため、
 などというのは分かるが、さすがにクドいだろうと思ってしまうとか、
 観てる間はそんなことは少しも感じさせないが、
 テレビの2時間サスペンスドラマと、家政婦だし思えなくもない。

 しかし、優秀なサスペンス映画を期待しないで観れば、
 役者陣は魅せてくれるし、虐待と紙一重だとも言えるあのシーンも、
 ドキッとさせて何なのさと思わせるシーンもあったが、
 ラストに繋がっていたであろう主人公のあの行為にも、
 散々な目に遭ってきた彼女のことを思うと泣けてくる。

いきいき