「あまり絵面は可愛くないが」リトル・レッド レシピ泥棒は誰だ!? alalaさんの映画レビュー(感想・評価)
あまり絵面は可愛くないが
一応子供向け…なのかな、コレ。まぁアメリカの3Dポリゴンアニメってこんな感じです…よね?多分。
Gyaoでやってので、最初は小さい子向けかと思ってスルーしようとしたんですが、Gyaoでは意外と評判が良かったので見てみたら、面白かったです。映画.comではレビュー1件ですけど…笑
あらすじ:
赤ずきんのレッドは、代々お菓子作りのプロの家系の少女。絶品お菓子を自転車で森に棲む皆に配達する、退屈な毎日。森では最近、「レシピ泥棒」の被害が相次ぎ、お菓子屋が次々と廃業していた。店の金庫にしまってある、代々受け継いできた伝説のレシピもいずれ狙われるのでは…と不安に思ったレッドは、電話で「店ではなくおばあちゃんの家にレシピを置くべきだ」と相談するが、「店に置いておけば大丈夫」と慌てて切られてしまう。おばあちゃんの様子が何だかおかしい。おばあちゃんの家は山の上にあり、子供一人で来るのは危険だと言うが、ついに店にも「次はお前だ!」と予告が届き、レッドは一人、おばあちゃんの家へレシピを持ち出す決意をする…
最初Gyaoのあらすじを見た時は、子供向けだし、昔懐かし「女の子が歌いながらお菓子作って、ちょっとした謎解きやって大団円!」みたいな話かな~とナメてたんですが、全然お菓子作らねぇ~~!!笑
他の国でどうかはわかりませんが、少なくとも日本の子供向けって、ほとんど「女の子向け」「男の子向け」とわざわざ分けられていて、大抵主人公が女の子だと女の子向け=お菓子作りや家事、主人公が男の子=冒険や戦いという感じですが、本作は全然そういうのないです。
ミステリーありのコメディで老若男女皆で楽しめると思います。色々と想像を超えてくるので、大人が見てもなかなか面白い。怪しいおばあちゃんと、カメラマンのリスがかなり良い味出してます。
一応サスペンス(犯人わかってるけどトリックがわからない)ではなくミステリー(犯人わからない)なので、ネタバレはなしにしておきますが、犯人が誰かより、単純にストーリーで想像を超えてくるので、犯人当てしなくてもただ話を追っているだけで楽しめます。
あと、意外と使っている音楽が良質です。笑
子供向けコメディと思いきや、しっかりロックからバラードまで音楽も使いこなしてて、そこも良かった。
序盤で既にこの作品「らしさ」は出てるので、20分程見てみてつまらなかったらやめておきましょう。盛り上がりはありますが、その後ずっとその調子です。
でも少しでも気になったら、「所詮子供向けだろ~?」と思わずぜひ見ていただきたい作品です。
でも見ても別に得る物はありません。笑