「リメイクで甦る恐怖!」ハロウィン(2007) だいふくさんの映画レビュー(感想・評価)
リメイクで甦る恐怖!
原作にはほとんど描かれていない、マイケル・マイヤーズの子供時代が描かれています。彼がなぜ殺人鬼になったのか、さらにマスクをかぶるきっかけもはっきりと描かれています。悲しい家庭環境に産まれ、動物を殺すことに快楽を得ていた幼少時代、母親を馬鹿にされた瞬間、彼の中に潜む殺人鬼が目覚めるのです。リメイクと言うか、ビギニング的な映画とも言えますね。
マイケル・マイヤーズが大人になってからの展開は、オリジナルと同じではあります。ただしかし、無駄に人殺しすぎなんです。次から次へと、無差別殺人を繰り広げます。ちょっとこれはやりすぎ感もあります・・・。
脱走後の、ブギーマンの心のよりどころは、唯一の肉親の妹の存在。彼は、自分を傷つけなかった妹のことだけを頼りに生きてきたんでしょう。でも、もちろん妹からは今の彼は受け入れられるわけがなく…。なんだか、リメイク版は、マイケル・マイヤーズが可哀想と思える場面が見え隠れしましたね。
本作を心から楽しむには、色々比較もできるオリジナルを鑑賞後がよいかもです。ロブ・ゾンビ監督のオリジナルに対する深いリスペクトを感じさせられること間違いないでしょう。
ただ、ちょっとエロ場面が多すぎじゃないです?エロ話ばかりでやりすぎ感には少し呆れました。ホラー映画とエロいシーンは付きものとも言いますが、やりすぎはいかんと思いますね。
感想
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