ミッドナイト イーグルのレビュー・感想・評価
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泣ける山岳アクション
泣ける山岳アクション映画です。
自衛隊全面協力の映像は、さすがの迫力&リアリティーがありました。
男の友情に泣かされ、何より愛する人を守るために自らが犠牲になるという主人公に泣かされました。
ただ一つ気になったのは、終わりのほうの、主人公西崎が画面を通じて義妹の慶子や息子と話をするシーン。これって、昔「アルマゲドン」で見たのとそっくり?原作を読んでいないのでなんともいえませんが、ちょっと気になりました。
でも、全体的に完成度の高い、とてもよくできた作品だと思います。ハリウッドでプレミア試写会をしたというのも、納得できるかな。日本映画のレベルが上がったことが、実感できました。
総理の気になるヒゲ。
ある意味、予想通りの出来…?ということなのか^^;
なんで日本はこういうのを撮りたがるんでしょうねぇ。
う~ん。。原作がどれだけサスペンスしていたとしても
この映画はまったくサスペンスしていないです、残念(爆)
大沢くん、かなり著名な戦場カメラマンだったそうですが、
だとしたら彼の作品をもっと見せるべきですね。
彼の足跡を見せないまま、皆の憧れ♪では強引すぎます。
それに冒頭のアレ。戦場では日常の惨事だったはずです。
厳戒態勢がとられた雪山に、民間人2人があんなに簡単に
入っていけるもんなんでしょうか。。。
俺達は山岳におけるプロだ。なんて玉木くんが語るシーン、
その装備で説得力無いぞ!なんてつい思っちゃった…(-"-)
竹内結子が演じる記者にしても、絡み方が強引すぎ(?_?)
あなたもそんなに忙しい身上で、子供引き取ってなんぼよ?
と、つい大沢くんを擁護したくなってしまいました。
姉が亡くなったのは哀しいことですが、それを旦那のせいに
するのは間違っているし、そもそもそんなことは承知の上で
結婚した二人なのだから(汗)妹が口を挟むことじゃないわ!
あ…つい熱くなってしまいました^^;すいません。
しかし、これで世界公開に踏み切っていいのでしょうか。。
藤竜也が総理役でいいのか?というくらい疑問です(+o+)
あぁ~ついつい突っ込んでしまう私。。
さて、、そんな中
いちばんカッコ良さを発揮していたのは吉田栄作(懐!)でした。
役柄も唯一生き残った三等陸佐ということで、主役級ですが^^;
余計なことをグチャグチャ言わず(言ってるヒマもないと思うし)
黙々と任務を遂行する彼が、いちばん素敵でした。
聞けば彼には、これから産まれてくる子供と奥さんがいるそう。
それでも情に訴えることなく、民間人を守る最大限の努力をする。
これぞ、こういう映画で描かれるオトコじゃないでしょうか!?
戦闘機マニアにおかれましても、多分満足できないですよね。
ミッドナイトイーグル…観終わっても未だに全形が分かんない。
雪山のあちこちから、降って湧いたように出てくる工作員も、
あのフル装備で、どうやって入山しているのか謎ですし…(?_?)
うぅぅ~藤総理のヒゲ同様に、謎が謎を呼ぶところですが(汗)
穂高岳の登頂ルートについては、用がなくても勉強になります。
(編集長役の石黒賢、これからあのキャラでいくつもりかな^m^)
男のロマン~!!
厳冬の北アルプスを舞台に、国家存亡の危機に立ち向かう男たちを描いたアクション巨編。L.Aでワールドプレミアをやっちゃうなど、かなり気合が入っておりますが、果たして出来上がりの程は如何に?
この手の作品を日本映画が作ると、これまであまりロクなことがない(話のスケールに、映像が付いて行けてない。SFXが妙にショボい…etc)ような気がしまして、この映画も観るまでかなり不安でございました。で、実際に観てみますと、残念ながら、かなりの部分でこの不安は的中してしまっております(>_<)。『墜落したミッドナイトイーグル(のセット)が、哀しいほどチャッちい!』とか『銃撃戦のシーンが、Vシネマみたい』と言った映像に関するツッコミに始まって、『何で北アルプスに、あんなにウジャウジャ工作員がおるん?』『自衛隊、弱すぎ!』と言ったストーリーへのツッコミ。そして極め付けは『国家存亡の非常事態の記事を、取材する記者役が何で竹内結子やねん…。リアリティ無さ過ぎ!』という、基本設定へのダメ出し(^^;。『ガンバってはいるんやけど、やっぱり難しいのかな~。残念やなあ』という思いを抱えて、観ておりました。
が、しかしこの映画ラスト30分の辺りから、観ていて思わず目頭が熱くなってしまうようなシーンが展開されるのです!そうそれは『俺たちのことは構わず、敵を倒せ!』というお決まりのパターンではあるのですが、この“愛する者の為に払う自己犠牲の精神”というモノに、吾輩特に弱いのです。大沢たかお演じる西崎と吉田栄作演じる佐伯三佐が、敵と繰り広げる銃撃戦のシーンには、あの名作・「さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち」に於ける、真田さんと斎藤の白色彗星内部での壮絶な絶命シーンとオーバーラップして、吾輩試写室で号泣一歩手前まで行ってしまいました。これは、男の命を懸けたロマンを描いた、壮絶な映画です。だからこそ余計に、そこへ行くまでの過程が残念ですね。ホント、ガンバッてるのはとてもよくわかるんですが…。
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