Life 天国で君に逢えたらのレビュー・感想・評価
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逝く時は「逝く」と言ってね・・・という台詞にしちゃうと、違った意味にとられそうだ。
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伊東美咲の演技を見慣れてきたせいで、下手な演技よりも、なかなかいい表情をしているシーンを見るにつけ、いい女優になりそう・・・と、肯定的に見られるようになりました。この映画で良かったのは、結婚式を挙げるまでのラブラブモードや、夫夏樹の余命を医師に宣告されるところなど。ただ、悲しみを乗り越えて夫に笑顔で接するところなどでは、微妙な心の動きまでは表現しづらかったのかもしれません。
桑田圭祐の歌も映像や飯島夏樹の生き方にピタリと合って、夏の終わりに最適の映画でした。彼の生そのものが夏。風を感じ、風に乗って、風と同化する夏樹。年代的にもナウシカ世代なのでしょうか・・・そう思うと、風使いの飯島夏樹のボードがメーベのように思えてならなくなります。
予告編の段階でほとんどストーリーがわかってしまっていた映画でしたけど、ホームページ更新によってファンからの応援メッセージをもらうところや、死のうとしていた子に勇気を与えたりとか、残された命を有効に使おうとする姿勢にも感動できる内容でした。ただ、映画の終盤はかなり間延びした感じがして、感動も半減。その構成を上手く扱って、観客を泣かせるか、生きる希望を与えるか、どちらかに絞ったほうが良かったのかもしれません。
【2007年8月映画館にて】
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