ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序のレビュー・感想・評価
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あの、これって・・・
単なる総集編じゃ・・・。
ストーリーが思いっきりはしょられてて、初めて観た人には何のことだか分からないのではないでしょうか?
自分は一通り観たつもりなので、ある程度ストーリーは分かりますが、これじゃあ・・・。
ストーリ-やキャラクターなんかどうでもよくて、ロボット物を観たい人にはお勧めです。
YOU ARE (NOT) ALONE
物語は確かにTVアニメ版の1~6話に忠実。画に関してもレイアウトを流用しているので構図が同じだったりするが、ほとんどが手直しされているようなので、TVアニメを見ていた人なら“見たことがあるのにどこか新しい”という不思議な感覚も味わえる。
物語の流れは基本的にTVと同じとはいえ、後半、ほぼ新作カットで展開され、劇場映画としてTVでは表現しきれなかった迫力と物量感を見事に描いた「ヤシマ作戦」は、1本の映画の中でのクライマックスとして十二分に機能する。
ネタバレになるが、「なぜ自分がやらなくてはいけないのか」と悩むシンジに、ネルフが抱えている“秘密”を見せ(TV版では後半にならないと明かされない)、「戦っているのは、苦しんでいるのはひとりではない」ということを理解させる。つまりベタに言えば「みんなで力を合わせて敵を倒そう」というムードがやんわりと演出されることで、エンターテインメント性が増している。加えて言えば、使徒ラミエルの大幅な能力拡大は、ラミエルが本作におけるラスボス的な存在感を放ち、これを撃退しての幕引きは大いにカタルシスをもたらす。また、一方で悩むシンジに「自分のことは自分で決めろ」と叱咤するシーンは健在であり、つまり本作のテーマはそのまんまだが「人はひとりだが、人はひとりではない」ということ。英語タイトルの「YOU ARE (NOT) ALONE」は実に言いえて妙だ。
新作カットに関して言えば、画コンテを後半のヤシマ作戦部分を特撮畑出身の樋口真嗣が務め、前半の彷徨するシンジの部分を、「交響詩篇エウレカセブン」で14歳の少年の悩める心の成長と軌跡を描いてみせた京田知己が担当しているのは、それぞれの特色が表れていて面白いと思う。
しかし、TVアニメを見ていたファンにとっては一番興奮するのは、やはり「次回予告」に違いないが(笑)。
懐かしく、新しい!
あの大騒ぎから10年ですよ。今回も、公開初日からエライ騒ぎを巻き起こしておりますな。で、ここから4部作なんですよ、4部作!!
今回はTVシリーズの第6話くらいまでで構成されておりまして、「ヤシマ作戦」のエピソードをメインに、かなり忠実に“リメイク(この言葉は正しいかな?)”されています。と、言いましても吾輩10年前、TVシリーズ全話と劇場版2作(「シト新生」「Air/まごころを、君に」)共、かなりリキ入れて観たつもりだったんですが、今回何の事前予習もせず観に行って『え?こんな話あったっけ??』と思う箇所が多々あり、己の記憶力のあさはかさを痛感させられた次第でございます(>_<)。しかし裏を返しますと、このことのおかげで逆に新鮮な気持ちで映画と向き合うことが出来て良かったような気がします。大スクリーンで繰り広げられる“使徒VSエヴァ”の激闘を観て、単純にアツくなれましたし、バトルシーンで流れる音楽にも『おお!コレやコレ!!』と、久々に興奮してしまいました。
吾輩のように過去のシリーズを知っている世代には、懐かしくも新鮮に映りますし、今回「ヱヴァ」に初めて接する世代には、非常に斬新な作品としてそのハートを掴んでしまうのではないでしょうか?まあね、難しいこと言ってしまうと『何で、今さら「ヱヴァ」なのさ?』って疑問は、ず~っと頭の片隅には残ってますし、庵野監督(※今回は原作・脚本・総監督)も、いろんなところでいろんなことを仰ってるようですが、これだけ単純に興奮して楽しめたら、それだけでもう充分でございますよ。下手な理屈は必要なし!です。
キャラ的に言えば今回、アスカも加持さんもまだ出てきません(何故か、カヲル君はチョットだけ出てくる…ここら辺りが“新”ですね)。ですから作品的にはこれからまだまだ盛り上がっていくわけで、次回作「エヴァンゲリヲン新劇場版:破」の公開が今から待ち遠しいです。何せ~新EVAシリーズと新たな使徒が登場する。新キャラクターも、物語に参加し、新展開に絡んでくる。(公式サイトより引用)~ってことらしいですから。でも公開時期未定(2008年予定)なんですよね~(哀)。
頑張れ!
10年前の劇場版を見たあとは、腹が立って
夜、眠れなかったくらいでした。
「あんな映画に大金つぎ込むなんて、バカらしい」
「それを喜んでみている人間にも腹が立つ」
テレビ版の最終回の尻切れトンボの終わり方に
カチンときて、映画で完結させる、と話を聞いた時は
視聴者をバカにしているとしか思えませんでした。
今回、新劇場版をやると聞いて、またお金の無駄づかいか、
と思っていたところ、「ハッピーエンド」に向かう話と
聞いて、気持ちを動かされ、見に行きました。
観て、思ったのは、10年前、釈然としない思いを味わって
いたのは、やっぱり自分だけじゃなかったということ。
訳も分からないままエヴァに乗り込まされて、
やれ臆病者だの、逃げるななどと大人から一方に押し付けられて
崩壊していく主人公。無理もないし、あれだけ必死になってるのに
誰も「頑張れ」の一言もいってあげないのは何でだ?と
理不尽な状況に頭にきていましたが、
今回は、友達から励ましの電話があり、戦いを見守る人々、
主人公の戦いをサポートするネルフの人間が、きちんとした
人間として描かれていました。
「頑張れ!」
理不尽な状況に押し込まれた主人公が震えながら立ち上がろうと
する姿をみて、もっと「頑張れ!」って応援したくなりました。
前の映画を観ている人はもちろん知っているでしょうが、
これから主人公には死ぬほうがマシのような現実が
襲いかかります。
ネルフやゼーレの描いた計画に飲み込まれるだけだった10年前。
今回、主人公が震えながらでも立ち上がった姿を見て、
ほんのわずか、未来に希望が見えました。
僕は、シンジを「頑張れ!」って応援してあげたい。
この10年間、ずっと「エヴァンゲリオン」にむかついて
いました。
「ヱヴァンゲリヲン」はそうはならないかも、知れません。
頑張れ! 一人で戦ってると思うな! みんながついてる!
これは、子供たちみんなに親が言わなければいけない
メッセージなのではないかなと思いました。
まだまだ「序」です
TVアニメの1~6話をなぞっているということで、基本的な展開もセリフもほぼ同じ。なので、既にTV版を観ている人には、目新しいものは少し退屈に感じてしまうかもしれないけれど、随所に新作カットもあって楽しめました。特にビルとかメカ関係のCGが、いかにもそういうのが好きな庵野監督らしくこだわってる感じがありますね(笑)。
クライマックスとなる後半の「ヤシマ作戦」はほぼ丸々新作カット。TV版では表現しきれなかったディテールや迫力が満載で、TV版を見ている人でも、ここは迫力を十分に堪能できると思う。
しかし、やっぱり一番興奮したのはエンドロール後の「次回予告」でしょう(笑)。ええぇ~、5号機、6号機!? そこまで出るの? 『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』は、ほぼ新作になるのではないでしょうか? そんな意味で、次に大いに期待できる『序』となりました。
樋口節が炸裂。
場内を見るとお子様連れも多く、エヴァ初体験の方も多かったようですが、
TV版に比べ展開が早いため中盤から付いていけなくなったのか、
外に出て行く人もチラホラ・・・。
展開に目新しさは無く、台詞、カット割りまでもTV版そのままで
リアルタイムで見ていた人々には物足りなさもあったのは事実。
しかし、所々に挿入される新作カットや
クライマックスの第五使徒ラミエルの動きなどはSFファンには垂涎モノ。
やはり、樋口監督の影響は絶大です!!!
また、ラストの“あのお方”の台詞も意味深げで
次回作“破”への期待も膨らみます。
エヴァ初体験の人で興味をもたれた方には入門編にはちょうど良いです。
TV版も使徒とかについてはほとんど説明無かったですから(笑)
リアルタイム世代の人には、今回は我慢してください。
次回は劇的に変わる予定のようです。
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