ヘアスプレーのレビュー・感想・評価
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音楽と人種差別
全く何の知識もないまま鑑賞。
久々のミュージカル映画に慣れるまで少々お時間いただきましたが、最初から最後まで楽しんで鑑賞。
60年代のアメリカのTVショーを舞台に物語は進みます。当時のアメリカにはあからさまな人種差別が存在していて、それに反対する人vsそうでない人。
今でも人種差別は世界中に存在しているけれど、本作のように明るくPOPでエネルギッシュな映画を見ていると、不可能は無いなという気にすらさせてくれます。
特に印象に残ったのは、黒人についての歌(チョコレートはダークチョコがリッチだとか歌ってたやつ)と、デモをする時の人種差別に対する歌。
どちらも軽快ではあったが、歌に込めた歌詞がとても良かったです。
ジョントラボルタが、ラストシーンで踊り倒してましたがよくぞあの体型で!素晴らしい!
しっかし音楽もダンスもとても楽しかった。
個人的に好きなミシェル・ファイファーが悪役だったのにはおどろいたけれど、その美しさにも圧倒されました。ずば抜けて綺麗。
さらに個性の違いを認める時代に
原作は1988年。この映画は2007年という説明を確認しながら 2020年に鑑賞しました。歩みは進んでいるのか。むしろ笑顔で歌って踊ることすら むなしく映る時代にも見えます。根深い問題へのアプローチを自ら考えられる人たちも増えて広がりを見せているはず・・・イベントで互いを認め合ってそれで終わりはないことを心に留めておきたいと思いました。
気づいたことを言わせて欲しい!!
私は小学生の時からこの映画がどの映画よりも1番大好きで、大学生になった今も変わらず1番大好きです。
1年に何十回も見る映画ですが、今回気づいたことがあるので言いたいです!!!
アメリカでは黒人差別が今でも残っていて、最近そういったことに関しての辛いニュースが問題になっています。この映画は今こそ世界中すべての人が見るべきだと思います。
本題ですが、この映画はクライマックスでトレイシーが白と黒のドレスを着て舞台に立ちます。
私は今までこのクライマックスを観てきてなんでもっと華やかなドレスを着ないんだろう、といつも思っていました。
しかしそれがようやくわかりました。
白と黒のドレスの意味は白人も黒人もみんな同じ舞台に立てる。
ということです。
また、トレイシーはぽっちゃりとした体型です。
しかし、見た目(体型)は舞台に立つときには関係ないということをこの映画は伝えたいのかなと思いました。
体型のこと、そして肌の色のこと。この映画はただのミュージカル映画ではなく、大切なことを教えてくれます。
語彙力がほんとになくてすいません!!
個人的な解釈なので間違ってるかもしれないです!!
差別がなくなりますように!!
ストーリーは良かったんだけど、ミュージカルが苦手だからミュージカル...
ストーリーは良かったんだけど、ミュージカルが苦手だからミュージカルパートが本当にきつかった。しかも結構多いし。
些細なことだけど、母親の吹き替えが女性じゃないのが気になった。
キャストが男性だからなのかもだけど、女性の役だったら女性の声で充ててほしかったな…。
未来へすすめ!
「流行を追うのはやめたの」
ヘアスプレーでがっちり固めた髪型。
映画の舞台となる番組のスポンサーだが、比喩も含んでいるような。
黒人差別を扱った映画。
でも、それだけにとどまらない。
今見ると、今では驚愕もの(妊婦が酒煙草!!!)のシーンもあるが、そこで高らかに歌い上げられていることには拍手喝采したくなる。
こんなテーマを掲げると、優等生的な映画のようにも思えるが、随所にちりばめられた毒舌と名言が爆笑を誘い、リピートしてしまう。
「お前は悪臭を放つ古いチーズみたいだ」って、仲直りしたい時にいう言葉?
何度も何度も見返している映画。
凝り固まった考え方に行き詰った時に何故か出会える、私にとっての人生の師。
何度も見返していると、ベルマでさえかわゆく見えてくる(特にフィナーレ…)。
勿論、トラボルタ氏やケリー氏の歌唱力+ダンスに息をのみ、
ウォーケン氏の微妙な外し方にも魅了される。
他にも他にも、1ショットしか出てこない居残り票を書く教師すらもはまり役で笑い飛ばしたくなるほど、全員を絶賛したくなる奇跡の映画。
トラボルタ氏を長い間口説き落としたと聞くが、それだけの価値はある。
パンチのある爽やかなオープニング。
身体が自然と動き出すダンスナンバー。
同じ楽曲が、白人パートと黒人パートとアレンジを変えて流れたり…。
ずっと同じ調子ではない。
高らかに歌い上げる名曲の数々。
ダンスとともに、それぞれの表情も見逃せない。
「Welcome to the 60s」「Run and tell that」…他にも他にも。
行進の時の歌「I know where I've been」は何度聞いても涙が溢れる。
そして、ラストのコンテストでは勢いが止まらない。目が離せない。まさに「You can't stop the beat」
エンディングも心地よい。
マサラ上映や爆音上映が流行っているけれど、この映画もやってくれないかな。
こんなには踊れないけれどさ。
(元ネタ映画・ミュージカル未見)
ハッピー全開
いやあ、すごい、すごい、すごい!!!
「何でも半端なく徹底的にやれば面白くなる」...よく聞く言葉だが、本作にぴったり! 冒頭からエンディングまで、ビート、ビート、ビート!!
「たしかにブラックミュージックだ」とか「ホントだ、アフリカンダンスだ」とか感じないのは、現在の曲やダンスには当たり前のようにそれらがかなりの割合で混じっているからなのだろう。音楽とダンスを通して、かって差別や区別されたものが、「普通」と言われたものと混じりあっていく、という自然な流れを伝えてくれているように思う。
黒人というかっては差別されていた者が、白人と自然に混じりあっていくことを、こんなにうまく表現してるなんて。
そして、主人公! 最後まで映画の主人公としては違和感ありまくりだけど、そんな思いも吹っ飛ぶほど、素晴らしい!(この表現が差別か?)
本作は、1988年に映画化されたものが2002年にミュージカル化され、それを2007年に映画化したものだそう。1988年といえば、日本に "黒人差別をなくす会" ができて「ちびくろサンボ」が一部絶版になった年。一方、アメリカでの差別運動撤廃は、60年代後半まで続いた。その時代を描いている本作の舞台ボルチモアは、差別撤廃運動がなかなか進まなかった町。黒人出演に反対した司会者が番組を終了してしまっという、実際の番組 "バディ・ディーン・ショー" がモチーフとのこと。デモも、62年に実際に起きた "メレディス事件" がモチーフとのこと。
こうした時代の差別撤廃の動きと、それに抗う動きの衝突を乗り越えて、人種差別を撤廃してきたという、米国民の自負を高らかに歌う映画でもあるのだろうな、と思う。
しかし、あの人がジョン・トラボルタだってことを、俺は、最後の最後までとうとうわからなかった・・・
コンプレックス
全然のれなかった
ダンスが好きなのはわかった、差別反対も先進的な考えに与するというスタンスなんだろう、でも他の出演者を貶める態度とか理解できない。プロデューサーは明らかに敵だったがその娘には直接は何もされてなかったのでは?プラカードで警官殴ったせいで他のデモ行進者が逮捕されてるし。主人公はただの傲慢で世間知らずな人にしか見えなかった。
歌やダンスでそのへんのアラは気にならなくなった人が高評価なのだと思うが、自分は乗れず、人と何か違うのだろうかともやもやしてしまった。
黒人メインのダンスシーンは良かった。
前向きになれる
4.5
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