「ダンスなんて、忘れたわ」ヘアスプレー shimoさんの映画レビュー(感想・評価)
ダンスなんて、忘れたわ
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映画「ヘアスプレー」(アダム・シャンクマン監督)から。
人種、チビ・デブといった差別用語を、
前向きに、そして明るく吹き飛ばしてしまい、
鑑賞後、メチャクチャ元気がもらえた映画であった。
「世の中がどんどん変わっていく」ワクワク感を
主人公のはち切れんばかりの笑顔が後押ししてくれる。
彼女の母親役は「サタデー・ナイト・フィーバー」でブレイクした
ジョン・トラボルタ。もちろん男(笑)。
ここでも、男とか女とか、の常識をぶち壊している。
ただ、女装したジョン・トラボルタ、というよりも、
特殊メイクを施し、ふっくらな女性の着ぐるみを身につけた
ジョン・トラボルタ、の表現が正しいのかもしれない。(汗)
内気でほとんど家から出なかった母親が、娘に導かれて、
新しい時代に飛び出し、自分を再発見していくストーリー。
「ママ、60年代にようこそ!!」と手を引き、ダンスへ誘う。
そこで、華麗なダンスで一世を風靡した彼(彼女)が、
「ダンスなんて、忘れたわ」という台詞を呟いたから、メモ。
また、娘の彼氏が出て行ったあと
「彼はきっと戻ってくる」と娘を慰め、
「母親だからそう言うのよ」の娘の切り返しにも、
「男の気持ちもわかるのよ」とさらっと答えるシーン。
これも、母親が男だと知っていたから余計に笑えた。
常識の呪縛から逃れたいあなた、是非、観て欲しい。
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