劇場公開日 2007年9月22日

めがねのレビュー・感想・評価

全76件中、61~76件目を表示

3.0異世界への招待

2013年3月16日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

楽しい

総合:60点
ストーリー: 50
キャスト: 65
演出: 60
ビジュアル: 70
音楽: 70

 どこともわからない現実感のない南の島は、ゆったりとした時間の中で現実社会とは全く異なる価値観と習慣で人が生きていた。現実を忘れて旅をしたり、現実にすかり疲れてしまって癒しを求めて旅をするのはよくある話。でもここはそういうのではなくて、もう日本とか世界のどこかというよりは、地球を離れて天国に行く道の途中に一歩踏み出したときにあるような、この世のものとすら思えないような異世界が広がっていた。
 その意味では少しだけ不思議の国のアリスの中年版のようでもあるが、中年女性が陥るには不思議すぎて、序盤の主人公同様にのめり込めなかった。実際にあんなところに行って日数を重ねればまた違った順応をするのかもしれないが、普段現実社会に生きていると最後まで異世界にいるという感覚が抜けなかった。

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Cape God

5.0最高です~~T▽T

2011年9月17日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

笑える

楽しい

幸せ

最高です!

癒されました。

『かもめ』も先に観て、雰囲気は良いな、と思いましたが、

この『めがね』の世界観には敵わないと思います

ストーリーも、かもめより無理がなく、

ほんのり楽しくてほんとに素敵な映画です。

そこの世界に行きたくて、毎日観たくて、

高橋ヨーコさんの写真もたくさん見たくて

パンフレット入手してDVDも買いました。

海と、緑と、あのキッチン。。

何十年ぶりにハマりました!

日本映画も良いんですね~~

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nachu

4.0大切なのは、焦らないこと

2011年3月21日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

幸せ

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shimo

5.0自分が疲れていることを知りました。完璧な映画。

2011年1月24日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

笑える

知的

レンタルショップで何気なく手にとって観てみました。観終わった感想は、この映画はすごい、ということ。そしていかに自分が育児や日常の雑事に追われ疲れているんだということがわかりました。そんな私をどこまでも癒し、感動を与えてくれた過去にも未来にも二度とめぐり合えないかも知れない映画だと思いました。ニューヨークのメトロポリタン美術館で見た、という海外の人のレビューもどこかでみましたが、「Excellent」(すごい、すばらしい)という評価もありました。なぜ平均点3.5の評価なのか全くわかりません。とらえ方人それぞれだとは思いますが、映像の美しさや、カメラアングルなど、シンプルでわかりやすく、またキャストもどうやって選抜したんだろう、と思えるほど完璧な組み合わせです。この映画は、見方によってはとても日本的な繊細さがあり、海外でも受賞していますが、日本の代表作として海外に紹介できる作品に違いありません。これは、新しい手法の、雑音のない、清楚な映画です。心が疲れている人々へ、また世界の国々へぜひこの映画が届きますように・・・心から願っています。
小林里美さん、もたいまさこさんをはじめ映像の中の人々に恋をしてしまいました。私は女性ですけど。それほど、魅力あふれる映像、監督は本当に神様レベルです。

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makko117

4.0ゆるくてなごむ

2010年10月2日
PCから投稿

幸せ

みんなめがねでした。

もらいもののご飯が
豪華すぎて笑いました。

海や砂浜がとってもきれいです。
パッケージにも写っている
メルシー体操をするときとか
なんだかシュールです。

変なこと言っても
みんなつっこみません。笑

ゆるーい空気が
なごみます。

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imoyumi

3.0ほわっとしたいなら。

2010年5月14日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

単純

幸せ

やはり、「かもめ」カラーです。小林聡美も好きだし、全体に流れる空気感は好きですが、可も無く不可もなく、って感じかな。どんな味のするかき氷かは気になりました。

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pekouran

3.0確かにめがねかけてます

2010年5月14日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

かもめ食堂系のほんわかストーリーです

環境ビデオかBGVのように特にこれといった物語があるわけではなく、
このシリーズ特有の流れを楽しむ映画です

海がきれいです

でも、やっぱり、かもめには勝てないかな

確かにみんな眼鏡をかけていますが、タイトルにするほど関係があるとは思えないんですけど・・・
最後のシーンがあったとしても???

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赤いおじさん

4.5☆;。あなたも、癒されてみませんか。;☆

2010年1月5日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

幸せ

約2時間、映画を見ながら、
私も「黄昏」させてもらいました。

打ち寄せる波の音。そして南国の海の色。
作り物でない、自然な音がいい、そして映像がいい。
話の展開も、風景にあわせているかのごとく、
ゆったりと心地よく流れていく。

頑なに閉ざされていた主人公の心の扉も、
ゆっくりと、じんわりと、まるで朝顔の花が
日の出とともに蕾みを開いていくように、解き放たれていく。
それな、焦ることなく、慎重に、一歩ずつ。

『梅はその日の難逃れ』
私も、毎朝、梅干を食べようかな。
心がホンワカと温められます。
日頃、いろんな悩みを抱えている方々に、お奨めの1作です。

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septaka

3.0ほんわか

2009年12月18日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

笑える

単純

幸せ

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maishimano

5.0さあみんなでカモメになって黄昏れよう!

2008年4月23日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 ウワサの黄昏れる映画『めがね』を見ました。
 全編長廻しのカットで、一つ一つのシーンがボッ~としていて、台詞も極端に少なめで(特別出演している、ワンちゃんまで吠えない)映画そのものが黄昏れているのですよ(*_*)それでうっかりすると、その心地よさに引き込まれて、ウトウトしてしまうところが何カ所もありました。決して退屈だからではありません。
 作品の主人公のタエコが最初拒絶しつつも、だんだん滞在先の民宿周辺人物の「あなたも黄昏れ~る、黄昏れ~る」と二言目には繰り出される暗示のような言葉に引き込まれていったように、観客の自分もこの不思議な映画に引き込まれていったのでした。

 あまり登場人物の背景すら省略してしまってる作品ですが、ただ解っているのはタエコが人気作家で、編集部から追われていて、どこか携帯のつながらないところへ、どこでもいいやという気持ちで、舞台となる民宿にやってきたわけです。
 そこは海と浜辺があるくらいで、全く他に何もないところでした。
 ネツトが当たり前になってきた現代で、気がつくと情報洪水の中で神経をスリ減らしている人が増えてきます。自分が何を考えどうしたいのか、自分と向き合うためにも、情報洪水の刺激から解放されることが大事でしょう。荻上監督が描きたいのは、「旅」するなかで、静寂を愛することの必要性を説いているのではないかと思います。
 めがねに出てくる民宿のようなところで情報遮断して、黄昏れていきますと、自然と関心は自分の心深いところに向けられていきます。
 もちろん最初は、タエコのように抵抗があるかもしれません。退屈かもしれません。しかしそこを慣れていくと、豊かな心の世界を見つけることができるでしょう。

 人は人生の旅人です。
 観光名所やレジャー施設などなくとも、転々と変化していく刺激が得られなくても、変わらず、迷わず旅し続けている本当の自分自身と出会うことが喜びなんでしょう。そしてそれが、悩みを断ち切る方法にもなっているのですね。

 あなたさまも、「旅」してみませんか?

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流山の小地蔵

2.5期待はずれ

2007年11月17日

単純

寝られる

『かもめ食堂』がよかっただけに、期待しすぎてしまったようです。
『かもめ食堂』のときほどの居心地のよさを感じることはできませんでした。
「たそがれる」ということを、ここまで押しつけられても・・・。
「たそがれる」才能のない人を排除しているような違和感も覚えました。

登場人物のひとりが時折口にする「はー、死にたい」という言葉もこの映画にそぐわないように思いました。

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あかね

4.0「たそがれる」も名文句ですが

2007年11月17日

笑える

知的

幸せ

『かもめ食堂』にはいまひとつノれなかったのだけど、これはよかったなあ。別に私が南の島好きだからってわけじゃなく。
刺さったのは……、「ずるい」という言葉だった。
サクラの作るかき氷を先んじて食べていたタエコに、後からやってきた者たちは口々ずるい、と言う(自分だって食べに来たくせに!)。
「狡い」でも「ズルイ」でもなくて、「ずるーい!」と。子供みたいに。
こんな素直な羨望を向けられて、言われるほうもトクベツ扱いを素直に嬉しく噛み締めてしまう。
南の島で、自然の中で暮らすことが豊かなのは、自分の本能に敏感になれるから。自分の中の小さい欲望にちゃんと気付いて、達成したらしっかり満足して。
とても心地よい映画ですが、ただロハスな雰囲気だけではなく、すっごく鋭いものが込められてるなと思いました。

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ナオ

2.5のんびり、だけ…?

2007年10月17日

「かもめ食堂」のときには“のんびり”の裏に、主人公の女性3人の底知れぬ決断力やひそやかなスピード感がみちていて、その不思議な速度にもっていかれたのだが…。
風景も音楽も“のんびり”についてはパーフェクトで、まさに旅したような気分になれる癒し映画ではあるけれど、「バーバー吉野」でぐんぐん道を切り開いていく少年たちと、彼らに真っ向から勝負を挑む吉野のおばちゃんに感動した者にとっては、いまいち物足りない。

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アナグマ社

3.0α波が

2007年9月24日

幸せ

寝られる

画面からα波が出ているようで……気がついたら、こっくりこっくり…(笑

ちょっと眠ってしまいましたが、それでもいいでしょうか?
もたいまさこの謎キャラっぷりとか、一風変わったキャラクターたちは面白いのですが、しかし、少しのんびりしすぎな気もしまして、そういう映画だとはわかっていますが、もう少しストーリー性があってほしかったような。“のんびり”しすぎて、本当に“何もしてない”映画だなぁ……と。まあ、それが魅力で、ゆったり波の音に癒される2時間だと思えば。

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α

4.5「めがね」舞台挨拶試写会

2007年9月23日

幸せ

「めがね」舞台挨拶試写会に行って来ました。
舞台挨拶には主演の小林聡美をはじめ、もたいまさこ、加瀬亮、市川実日子、監督の荻上直子の5人が、劇中で使用していた眼鏡をかけて登壇しました。
小林聡美は、第一声が「みなさん、当選おめでとうございます」と笑わせてくれました。
もたいまさこは常にめがねですが、小林聡美も普段はめがねをよく掛けるそうです。
そういえば、めがねの違和感がまるでありません。なんか自然です。
「印象的な台詞は?」という質問に対して皆さん揃って、「もたいさんの、台詞と演技」だと答えていました。
特に小林聡美は「もたいさんは、ほとんど台詞は無いのに、たまにしゃべると、それがとても素敵な言葉なんですよ」と話していました。
まぁ舞台挨拶でいつも思う事ですが、「上映前なのであまり話せない」という答えになってしまう事が、とても残念です。

小林聡美/もたいまさこ/市川実日子の3人は、なんだか普段の感じというかイメージしているそのまんまという感じで、とてもほのぼのとした雰囲気でした。
マイクの数が足りなかったので、マイクを渡し合ったり、譲り合ったりしている仕草がとても可愛くて、普段の3人の雰囲気が感じられて楽しかったです。
荻上監督は「台詞もさることながら、台詞がないところの空気感も良く、そこが好きな部分です」と話されていました。
実は、観賞後に食事をしてお店を出たら、なんと荻上監督に出会ってしまいました。
最初に気づいた妻が興奮して、「ええっ、あれって監督さんじゃない?洋服が一緒だし、めがねは掛けていないけど、きっとそうだよ!」
私「じゃ本人に聞いてみれば?」
妻「すみません、あの〜めがねの監督さんですかぁ?」(名前忘れてるし、、、)
荻上監督「あっ、はい、そうです」
妻「わぁ、嬉しい、どうしよう」(どうしようって、言われてもねぇ、、、)
妻「凄く素敵な映画でした」
荻上監督「はい、どうもありがとうございます」
妻&私「次の作品も楽しみにしています」
とてもシャイな方で、突然声を掛けて困らせてしまいました。
それなのに握手までして頂いて、どうもありがとうございました。
妻「もしかして、あのお店の中に小林聡美さん達も居たのかなぁ?」
私「どうだろうねぇ、監督とスタッフだけかもよ」
妻「あ〜ん、嬉しいけど、悔しい小林聡美さんにも合いたかったぁ」
私「おいおい、そりゃ失礼だろ」
妻「うん、いや、監督さんに会えて凄く嬉しいんだけど、もしかしてそこに小林聡美さん達も居たのかと思うとね、、、」
まったく欲深い奴ですw( ̄O ̄)w

さてこの映画のキーワードは「黄昏れる」です。
どんな時に黄昏れるかとの質問に対して小林聡美は、「散歩をしていて空の雲を見つめてボーッと黄昏れたりします」
もたいさんは「私はずーっとたそがれているような……」と笑わせてくれました。
そんなこんなで、いつもの様に写真撮影ですが、今回は入場時に配られためがねを掛けている観客をバックにしての撮影です。
でもね、ステージの上では意味ないですよ、、、、客席の通路に並んでくれなければ角度から観客がほとんど写らないでしょう(*´Д`*)
案の定、どのニュース映像もほんの一部の観客しか写っていませんでした。
同じイベントに関わる仕事をしていると、こういう事が気になってしまいます、、、、

南の島にやって来たサクラ(もたいまさこ)。彼女が訪れるのを宿の主人・ユージ(光石研)とハルナ(市川実日子)は待ち焦がれていたのだ。
その後にやって来た旅行客のタエコ(小林聡美)は、そっけない態度の光石研にあきれてしまう。食事はいつもみんなと一緒でどうにも落ち着かない、朝目が覚めるとサクラさんが枕元に座っていて驚かされる、観光する所なんて無いと言わてしまう、、、、
この島でする事、、、それは黄昏れる事、、、
耐えきれずに別の宿に移ってみるものの、そこは共同で農作業をする宿だった、、、即刻退去するが、徒歩の為、途中で疲れ果ててしまっていた、、、そこへ自転車で現れたのはサクラさん、、、自転車の後ろに載せて貰うタエコ、、、(この時重たい荷物を持って行こうとするタエコにたいするサクラさんの厳しい顔が印象的でした。この時をきっかけにタエコは、心の荷物も降ろせた様な気がします)
徐々に島の生活に馴染んで行くタエコ、、、一緒にする食事も楽しくなり、朝のメルシー体操、
苦手なかき氷、黄昏れる瞬間、、、

映画の中に流れる風が心地よく、今すぐどこかへ行って黄昏れてみたくなります。
「天然コケッコー」も特別な事が起こる訳でもなく、ほんわかとした雰囲気が素敵な映画でしたが、この映画はもっと何も起こりません(^o^)
だけれども、それがとても素敵な雰囲気なのです。
妻は、「久々に良い映画に出会った」と大満足でした。
あっ、それから、この映画はお腹を空かせて観るのは危険ですよ〜Y(≧σ≦)Y!!

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フリーダ

3.0「かもめ」と比べて…

2007年9月19日

寝られる

「かもめ食堂」と同じ監督・主演による新作とはいえ、出来は前作のほうが上と感じた。同じスローライフ系映画とでも言えばよいのだろうが、南の島が舞台という時点で、フィンランドの日本食堂という非凡な設定だった前作に比べて、凡としたものになってしまっている感は否めない。

南の島でゆったりスローライフなんて、いまどき誰もが考える当たり前のこと。もちろん荻上流の独特なユーモアや笑いもちりばめられていて、ちょっと風変わりなキャラクターたちも面白くはあるものの、その彼らが一向に動かないので、総じてスローすぎて退屈になってしまう。

穿った卑屈な見方をあえてするならば、前作が受けたことにより、今回も「こんなスローライフ、素敵でしょ?」とでも言いたげな、妙な“意気込み”や“肩に力が入ってる”感を感じてしまった。映画がビジネスである以上、世間が求めるものにある程度応えなくてはなけないプレッシャーはあるだろうが、変に束縛されない状態で発揮される独創性を、荻上監督には期待したい(それこそ「バーバー吉野」のような)。この手の映画は「かもめ」「めがね」の2作でとりあえず終了として、次回作が楽しみではある。

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Casa