めがねのレビュー・感想・評価
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私がいつか、行きたいところ
題名から想像したものと、まったく違う内容でした。
携帯電波の届かない、南の島。いいじゃないか!
山間部に住んでいるので、波の音を聞きながら過ごしたい。
なーんにもせずに。
もう一つのホテルに行って、Uターンしてきた主人公が。
「あれ」を捨てて行ったことが、大きな流れの転換期かな。
出ている俳優さんがみな好きな人ばかりって、幸せすぎる。
素朴な料理の数々。おいしそうだなあーと思ったら。
フードコーディネーターさんは飯島奈美さんでしたね。
納得。
夜見ると、きっとスーッと寝れるかも?!
だいすきです。
本当に本当に大好きな映画です。
このシリーズの中でも特に好きです。
最初観たときは、?って思うところが多く、ただ雰囲気、役者さんが好きなのでDVD買って何度も何度も観てました。
何度も観ていくうちに、意味なんていらない という風に感じてきて、サクラさんとヨモギくんが特に魅力的に思えてきました。
サクラさんはただ単に、したいことをしていて、拒否されればあっさりと受け入れる。
意味とか、どう思われるかとか考えてなくて、"でも"という感覚が無いのでは、と。
究極のシンプル。もはや仙人。
パンとスープの中でも
人に迷惑をかけなければ好きなように生きて良い
という言葉がでてくるように、常にこのシリーズは こんな生き方をしたい と思わせてくれます。
為にならないけど、娯楽として
たそがれたい!
のんびり、まったり、ただただ離島でたそがれていただけのような映画でしたけど、何故か面白かったし、とても癒されました。
特別何かが起こる訳ではなく、しかも荻上直子監督の前作「かもめ食堂」よりも更にゆる~い展開を見せる映画だったので、もうこう言うのがダメな人は確実に寝てしまう映画だったと思いますが、このとんでもなくゆる~いスローライフムービーに私は不思議と魅せられてしまいましたし、ふらりと一人旅に出て何もしないでただただたそがれてみたいなと、ふと思わされてしまいましたよ。
まあ現実的には仕事面やお金の面や家族のことなんかでこんなに長く滞在する旅は無理ですし、ましてや住み着くにしたって離島のスローライフの現実は正直こんなに甘くはないでしょうから(あの民宿だって経営厳しそうだし)、まああくまでこの映画はファンタジーであって、これを見て癒され、明日への活力に出来ればそれでOKなんでしょうね。
でも、ただただたそがれて、朝起きてメルシー体操してご飯食べて、ビール飲んで、カキ氷を食す、そんな旅に憧れは抱きますね!
それと、もたいまさこ演じるサクラさんの三輪自転車の後ろのカゴにも乗ってみたい衝動に駆られました(笑)
とは言え、小林聡美が演じた主人公タエコのように、とりあえず最初は戸惑うこと間違い無しでしょう。
起きて即効もたいまさこは、ほとんどホラーです!
民宿のオーナーの光石研や学校の先生の市川実日子など、島民もちょっと独特過ぎてタエコのような反応を示すこと確実ですよね。
でもクセになる、主人公同様いつの間にか荻上ワールドに引き込まれてしまいました。
こんな風に、たそがれながら自分自身と向き合うことって、実は人生において非常に大切なことなのかもしれませんね。
しかし荻上ワールド=もたいまさこワールドにも引き込まれたな~(笑)
きっとあのかき氷は素朴な味なんだろうね。
薬師丸ひろ子もピンポイントでいい味出してました、私もあっちには行きませんが・・・。
それと加瀬亮の絶妙な立ち居地も印象深かったです。
それにしても朝食がとてもおいしそうだったなぁ、皆で食べる朝食って何かいいですねぇ。
リアルではないけど、本当の自由がここにあるって感じで、見ていてホント癒された作品でした。
たそがれスローライフ
海辺の小さな町にやってきた、
タエコさんが小さな宿ハマダのひとたちと
送る日々。
不思議な雰囲気と間合いが特徴的。
シュールでユーモアも詰まっていて、いい意味で自然な、自由な…笑
ごはんもおいしそう。
たそがれがこれほど似合う映画があっただろうか。
たそがれマスターにわたしはなりたい。
たそがれ
ここで朝ごはん食べたい
スローライフをぜひ
そこは憩いの場。気持ちをデドックス…
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