めがねのレビュー・感想・評価
全76件中、41~60件目を表示
為にならないけど、娯楽として
ゆっくりとした時が流れる。ワンカットでじっくり見せる荻上さんの映画。なんのためにもならないけど、あー良かったなって思う映画。絶賛はしないし、悪くもない。謎は回収されないけど、でもなんとなく、登場人物の人たちの気持ちもわかる。気持ちのいい映画です。
丁寧な暮らし
スマホもPCもTVもSNSもないと、めがねに出てくる様な丁寧な暮らしが出来そうな気がします。きちんと料理したり、おしゃべりしたり。忙しい時間から解放された様な、ゆったりとした気持ちになれました。
たそがれたい!
のんびり、まったり、ただただ離島でたそがれていただけのような映画でしたけど、何故か面白かったし、とても癒されました。
特別何かが起こる訳ではなく、しかも荻上直子監督の前作「かもめ食堂」よりも更にゆる~い展開を見せる映画だったので、もうこう言うのがダメな人は確実に寝てしまう映画だったと思いますが、このとんでもなくゆる~いスローライフムービーに私は不思議と魅せられてしまいましたし、ふらりと一人旅に出て何もしないでただただたそがれてみたいなと、ふと思わされてしまいましたよ。
まあ現実的には仕事面やお金の面や家族のことなんかでこんなに長く滞在する旅は無理ですし、ましてや住み着くにしたって離島のスローライフの現実は正直こんなに甘くはないでしょうから(あの民宿だって経営厳しそうだし)、まああくまでこの映画はファンタジーであって、これを見て癒され、明日への活力に出来ればそれでOKなんでしょうね。
でも、ただただたそがれて、朝起きてメルシー体操してご飯食べて、ビール飲んで、カキ氷を食す、そんな旅に憧れは抱きますね!
それと、もたいまさこ演じるサクラさんの三輪自転車の後ろのカゴにも乗ってみたい衝動に駆られました(笑)
とは言え、小林聡美が演じた主人公タエコのように、とりあえず最初は戸惑うこと間違い無しでしょう。
起きて即効もたいまさこは、ほとんどホラーです!
民宿のオーナーの光石研や学校の先生の市川実日子など、島民もちょっと独特過ぎてタエコのような反応を示すこと確実ですよね。
でもクセになる、主人公同様いつの間にか荻上ワールドに引き込まれてしまいました。
こんな風に、たそがれながら自分自身と向き合うことって、実は人生において非常に大切なことなのかもしれませんね。
しかし荻上ワールド=もたいまさこワールドにも引き込まれたな~(笑)
きっとあのかき氷は素朴な味なんだろうね。
薬師丸ひろ子もピンポイントでいい味出してました、私もあっちには行きませんが・・・。
それと加瀬亮の絶妙な立ち居地も印象深かったです。
それにしても朝食がとてもおいしそうだったなぁ、皆で食べる朝食って何かいいですねぇ。
リアルではないけど、本当の自由がここにあるって感じで、見ていてホント癒された作品でした。
たそがれスローライフ
海辺の小さな町にやってきた、
タエコさんが小さな宿ハマダのひとたちと
送る日々。
不思議な雰囲気と間合いが特徴的。
シュールでユーモアも詰まっていて、いい意味で自然な、自由な…笑
ごはんもおいしそう。
たそがれがこれほど似合う映画があっただろうか。
たそがれマスターにわたしはなりたい。
たそがれ
がつがつせず
たそがれて 体操して 作って
飲んで 食べて
出会い 別れ 再会。
うん。
こういう 距離感とか
幸せの温度差が 近いようで 好き。
与論…でしょうか。
あの辺り 行ったこと あります。
観光で マリンスポーツ
ガツガツした思い出しかない。
でも きっと 疲れて食べる
カキ氷はきっと 美味いだろうな。
食べたい…
ここで朝ごはん食べたい
と思いましたが、、
どうしてもスローライフの意味がわからず。。。価値観を共有できず。。
単に、今の世の中の価値観に浸かりすぎてるのかも。いや、そもそもおっさんが見る映画ではなかったか。。
評価は主観ですm(_ _)m
スローライフをぜひ
携帯は使えない、これといった観光名所もない、あるのは訳ありの人たちとの交流。そんな場所はまさに究極のスローライフを送るにふさわしい。
自然描写や人物の行動を丁寧に描き、それが過剰な台詞の代わりとして物語を支えているのは、昨今の邦画と逆行しているように感じるが、これが伝統的な邦画といえるのではないか
そこは憩いの場。気持ちをデドックス…
自然のやさしさに寄り掛かるのも悪くない。手を加えていない場所には人間を回復させる力があると思う。許されるものなら、こんな場所で「たそがれて」みたい。
萩原監督作品はこれで3作目。こちらも美味しそうな料理が随所に出てきます。食を囲んで人と人が繋がっていく感じも何とも心地よかったです。
私もここにいる才能あると思う。。。
私も小休止をしに、民宿[ハマダ]に行きたい!!
携帯も通じない、観光場所もない
そんな所で、たそがれて
のーんびり人生を見つめ直したい!!!!!!
で、朝はメルシー体操するんだぁ~(笑)
春の海ひねもすのたりのたりかな…
春だけやってくるサクラさんという設定からして、この映画の世界観は「春」なんだと思う。「春の海、ひねもすのたりのたりかな…。」
他にも、ヨモギだとか、ハルナだとか。
そう言えば、主人公はタエコ。
温かいそよ風が吹いて来て、どこぞのサクラの花の香りも漂ってくる。今まで冬の寒さに固まっていた心と身体。何にタエて頑張って来たのでしょうか。ダラーっと弛緩される感じになるまでには、そりゃ時間もかかりましょう。
今まで自分が必死に抱えていたおっきなカバンは、この季節には必要がなかったようで…。抱えるよりも与えることの大切さ、かき氷食べながらそのことに気がついた頃、今までの自分のめがね=価値観なんてどうでもよくなって、周囲を受け入れられ、楽になっていったんだろうな。
全76件中、41~60件目を表示