「異世界への招待」めがね Cape Godさんの映画レビュー(感想・評価)
異世界への招待
総合:60点
ストーリー: 50
キャスト: 65
演出: 60
ビジュアル: 70
音楽: 70
どこともわからない現実感のない南の島は、ゆったりとした時間の中で現実社会とは全く異なる価値観と習慣で人が生きていた。現実を忘れて旅をしたり、現実にすかり疲れてしまって癒しを求めて旅をするのはよくある話。でもここはそういうのではなくて、もう日本とか世界のどこかというよりは、地球を離れて天国に行く道の途中に一歩踏み出したときにあるような、この世のものとすら思えないような異世界が広がっていた。
その意味では少しだけ不思議の国のアリスの中年版のようでもあるが、中年女性が陥るには不思議すぎて、序盤の主人公同様にのめり込めなかった。実際にあんなところに行って日数を重ねればまた違った順応をするのかもしれないが、普段現実社会に生きていると最後まで異世界にいるという感覚が抜けなかった。
コメントする