「台本って何ページあるんですか?」めがね ちんさんの映画レビュー(感想・評価)
台本って何ページあるんですか?
2021年1月23日@Netflix
映画を観ながら思っていたことです笑
人生に悩みを持った登場人物たちが、もたいまさこのカフェに吸い寄せられ、そこで皆と過ごすうちに、自分の居場所を見つける話です。
「これどこかで観たことある構図だ!」と思った人いますか? 進研ゼミじゃないです。
かもめ食堂やプールとコンセプトが同じで、登場人物まで同じなので、「この人たち色んな場所で悩みすぎや」ってなりました。
ただこのシリーズ?の映画は、観ていて心地良いので、嫌いじゃないです。きっと小林聡美のさっぱりした演技がそうさせるのかなと思いました。
登場人物全員がクセのある演技派が多いので、少ないセリフ中でも、絶妙な間と空気で映画を作っているというか、自分もその場にいるかのような気分になります。
それにしても映画全体でセリフが少なすぎて、台本何ページあるんやって思いました。
1番長いセリフがドイツ語ってところが笑いました。
最初と最後に出てくる、一軒宿ハマダに「地図見てたどり着けるなんて才能ありますね。ここにいる才能ありますよ。」というセリフですが、どういう意味なのか考えてみました。
冒頭で宿主のユージ(光石研)が「2時間以上たどり着けない人もいる」といいます。
つまり、人生に悩みを抱えた人たちしか容易にたどり着けないという、御伽噺のような意味なのかなと、ふと思いました。
加瀬亮のおかっぱ頭、似合わなさすぎました。
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