「なかなか面白い脚本だった」腑抜けども、悲しみの愛を見せろ ニョロさんの映画レビュー(感想・評価)
なかなか面白い脚本だった
電波も入らないような田舎で地味に暮らす家族のもとに,女優志望で東京に出ていた長女が帰ってくる。
田舎の家族のあれこれ、ヒューマン系の映画によくある展開だけれど,この映画は違ってた。
登場人物全員がぶっ飛んでる。
一見、1番あり得ないキャラの長女。何であそこまで勘違いのプッツン女に育ったのか謎だ。そして兄であり暴力夫と長女の関係、妹のやらかした過去とその顛末など、ブラックジョーク満載で笑ってしまった。そうくるのかって。
ただ、この映画の面白さを,支えたのは間違いなく永作博美だろう。色々な場面での彼女の微妙な表情が素晴らしく,映画に深みとなっていた。
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