「コメディに振り切った方がよかった?」腑抜けども、悲しみの愛を見せろ Jolandaさんの映画レビュー(感想・評価)
コメディに振り切った方がよかった?
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…というのは素人考えでげしょうか。
舞台出身の方の作品、ないし、舞台作品を映画化したものって、必ずと言っていいほど「キーフレーズになる台詞」があると思うんだけど(『欲望という名の電車』あたりを使って例を引きたいけど、ネタバレになるので言えない、、)
この映画の場合は「お姉ちゃんは自分の面白さに全然気付いてない!」と、あともう一つぐらいあったかな。…が、そのキーフレーズにあたるんではないかと思うんです。
で、それらのキーフレーズを活かすんだったら、全体を思いきってコメディにしてしまった方がよかったのでは?と。一時期のクドカンみたいな。
でもまぁ、そこは本谷有希子さん(と彼女のファン)の好みなんで。何とも言えないっすね。
佐津川愛美さん。姉をネタにしたいという欲望を抑えきれない、小憎たらしさと愛らしさが同居した感じがいいですね。サトエリもいいですし。「姉妹の確執(ちょっと偏ってるけど)」っていうのは、テーマとしてけっこう新しかった気がします。
ただ、それ以外が、、 ちょっとセックスに逃げすぎな気がする。(永瀬→永作の)DV、不倫、性的放埒といろいろ盛り込まれてはいるんだけど、描きっぱなしでオチてない。 ただ、カゲキなだけ。
と、こき下ろしたようだけど、嫌いな世界ではないんです(DVはちょっと見るに耐えないけど)。姉妹ってけっこう、独特なんですよね。一番近くて一番遠い同性です(いや、、人によるか(笑))
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