神童のレビュー・感想・評価
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タイトルがなぜ神童なのだろう
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若手の中でも特別綺羅星のごとき人たちが
一つスクリーンにおさまってるなんて、超贅沢。
映画の中で、松山ケンイチが実力の差を感じて打ちのめされながらも教師に「頑張ります、ピアノ好きだから」。
すると教師「好きなだけじゃダメなんだ」。
哀しいかな、才能というのは目に見えないけれど存在しているのだ。
私自身少しはその手のジャンルで仕事しているから「好きなだけじゃダメなんだ」というこのセリフが激しく胸につきささりました。
痛い…。
さて、ある意味努力によって道を切り開く松山ケンイチから見た神童=成海、かな?その二人の関係かな?
と思ってみていくと
成海への思いもかけない試練、そしてピアノへの想い(=父への思い)への目覚め、へと展開したり。
微妙に詰め込みすぎなのか焦点が絞りきれていないように感じました。
原作の漫画が同名なのかな?
二人のどちらに主眼があるのか、あえて決まっていないのか?
私は松山目線で観てしまったのでタイトルがなぜ神童なのだろうと感じました。
でも成海が、松山の大学に忍び込んで演奏するシーンまでは張り詰めて、みずみずしく美しくてナイスでした!
最後の連弾もいいシーンだった。
本当にすばらしい演奏ってのはひょっとしたら誰かのために演奏される、こういうものなのかもしれないですね。
私は全然音楽詳しくないけど。
でも同級生の男子がいたたまれないな~。
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成海璃子ってイイ演技するなぁー
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何というか優しい雰囲気のする映画。
ラストの、耳が聞こえなくなってから、父親のピアノで奏でる二重奏でジンワリきました。
原作がイイという声をよく聞くので、読んでみたいです。
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