「鯛の刺し身」東京タワー オカンとボクと、時々、オトン お前の頭はただの飾りかさんの映画レビュー(感想・評価)
鯛の刺し身
昭和の時代を生き抜いた親子の愛の物語。東京タワーが思い出の象徴。病床から見える東京タワー。オカンの闘病生活とそれを支えた息子。親の介護というものはこんな感じなのか。うなされ、痛みに耐えてもがき苦しむ。それでも自分のことより息子の心配をする。親の子を思う気持は凄いと思った。真の親孝行は親になにかしてあげることは勿論だけど自分が立派な大人になることではないのかと思わされた。樹木希林も息子の仕事をしている姿を見ると落ち着くと言っていたし亡くなった日にも不謹慎だと思い仕事を控えていた息子が母の言葉を思い出し仕事をしたシーンなんかも象徴的。要するに私のことを気遣うより息子が頑張っている姿が母親にとってはなにより嬉しいものなのかもしれない。
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